スタッフ&キャスト
あらすじ
感想
カルト映画の巨匠ジョン・カーペンター監督が1980年に制作した同名映画のリメイク。
恥ずかしながらオリジナル版は未見なので、そちらと比べる事は出来ないのであしからず。
「フォッグ」とは要するに「霧」の事で、昔々金銭目当てに虐殺された一族が怨霊となり霧と共にやって来て、自分たちを殺害した者達の子孫を殺しまくって恨みを晴らそうとする傍迷惑な話。
この手の映画のお約束で最初の犠牲者が馬鹿騒ぎしている若者というのが笑えるし、霧に紛れてやってくる姿の見えないナニカも最初はまぁまぁ雰囲気が出ていた。
しかし脅かし方が「大きな音を出す」という子供騙しな手法の繰り返しで発想が貧相。
Jホラーを贔屓する訳ではないが、こんなんじゃただのアトラクションでゾクゾクしないんだよ。
地上波だから所々カットされたのかもしれないが伏線という伏線が全く機能していない事にも怒りを覚える。
家族愛を描くのかと思えば簡単に肉親が死ぬし、ロマンスなのかと思えば最後は幽霊に寝取られる超展開。
どこをどうしたら怨霊のボスの愛人がヒロインになるんだよ?。
しかもキスしたら幽霊になって2人揃って満足そうに「さようなら~」ってアホか!!。
復讐より女とか、じゃあ今まで無関係な人間まで巻き込んでやりたい放題したのは何だったんだ!!。
観た事ないのに「オリジナル版はもっと面白いだろ!!」と怒りを覚えるくらい酷い内容でした。
ある意味、一見の価値ありかも?。