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2013年夏アニメ新番あれこれ(『犬とハサミは使いよう』・『ブラザーズコンフリクト』・『たまゆら』・『Free!』・『ステラ女学院』・『ローゼンメイデン』)

続々と新番組が始まりましたが正直言ってパッとせんなぁ~という印象な私です。
今に始まった事ではありませんが、好みが細分化され狙いがピンポイントになり過ぎていると強く感じます。
 
 
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『犬とハサミは使いよう』は話どーこー以前に作画が破綻し過ぎていて観る気が失せました。
1話からこんなんで大丈夫か?。
制作がゴンゾで妙に納得してしまったのだが、あそこは何時からこんな風になってしまったのか?。
真面目な話『レヴィアタン』のが安定してたぞ…(;一_一)
 
井上麻里奈さん演じるヒロインも画面見ないと三日月夜空にしか聞こえず、こういう似通ったキャスティングをする風潮が私は好かん。
そういう意味じゃ『進撃の巨人』のアルミンは素晴らしいチョイス。
前から言ってるけど様々な役を振ってあげないと引き出しが増えないし、最近の若手が伸びないのはそういうのも原因だと思う。
 
原作ファンには申し訳ないのですがこのクオリティであれば話が面白くても私は切ります。
 
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女性向け作品は基本的に視聴前に切るのですが、時間があったので『ブラザーズコンフリクト』の1話を観てみたのですが、これって完全に『シスタープリンセス』の性転換版ですよね?。
(今の若いオタクは知らんだろうなぁ~)
 
いや、別にパクリとか批判する気はないのですが、あまりにまんまでビックリしました。
違うのは人数と全員年下ではなく上は30代から下は小学生まで取り揃えているって事でしょうか?。
オジサマからショタまで選り取り見取りですね。
素晴らしい貪欲さです(褒めてます)。
 
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画面からマイナスイオン(例えが古い)が発生する癒しアニメの第2クール『たまゆら ~もあぐれっしぶ~』
ご当地アニメの成功例としても知られる本作は今回も広島県竹原市を舞台にのんびりとした日常が描く。
坂本真綾さんが担当するOPから本編を挿んで中島愛さんが歌うEDまで、疲れて帰って来てもこれを観て寝れば日々のストレスも吹っ飛ぶ事請け合い。
そういった意味でも本作は「萌えアニメ」というより「癒しアニメ」とカテゴライズするべきだと思う。
 
そんなかわいい絵柄に反し地名や鉄道会社、登場人物が使うカメラなどは実名で登場するのが面白い。
今回は主人公の楓が写真部を立ち上げる話が軸となるようなので、カメラ好きとしては別の意味でも楽しみ。なので。
 
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京都アニメーションが遂に女性ファンを獲得しようと動き出した『Free!』
各所で「ホモアニメ」と揶揄されていて、そんな世の流れを
「イケメンがスポーツに打ち込んでいるのがホモならスラムダンクだってホモアニメだろ!!」
と心の中で批判していたら本当に「ホモアニメ」でした(苦笑)。
 
なんというか顔は折木奉太郎なのに脱ぐと筋肉ムキムキというアンバランスさが可笑しくて仕方ない。
近年の京都アニメーションスタジオジブリの様に自社の絵柄を統一しパッと見で京アニ制作だと解るようなブランド戦略を行っているように思えるのですが、
「リアルな筋肉描くなら顔もそれに合わせてもうちょいリアルにしろよ…」
と思わずにはいられない。
 
常に水着を着用しやたら脱ぎまくる主人公。
体はデカイのに総受けっぽい幼馴染。
素っ裸でプールに飛び込む元気っ子。
そしてツンケンしてるクールなライバル。
といった面々が組んず解れついろいろヤッてくれます(えっ?)。
 
流石は京アニだけあってアニメーションとしての完成度は高く、泳ぐシーンなんかは関連資料を研究し作画している事が伺える素晴らしい出来。
クオリティで言えばやはり頭一つ抜きん出ててますね。
 
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主力スタッフが全員離反して落ちぶれてしまったガイナックスの新作『ステラ女学院高等科C3部』
「C3」というと田村ゆかりさんボイスの拷問具なヒロインが戦う作品を思い浮かべるのですが、本作はサバゲ趣味のミリオタ女子たちのお話。
 
ガイナ×サバゲというと『フリクリ』第5話「ブラブレ」を思い出しますが、今回は東京マルイの後ろ盾もあって相当ガチにやってます。
メインなだけあって銃器作画は相当気張ってるし、BB弾の射撃音やモーター音なんかも実物使って収録してるんじゃないかな?。
 
最近の流行りなのかメインキャラクターに棒演技が混ざっていたり、往年のガイナらしい勢い重視の絵柄崩し気味のアクションは見受けられませんでしたが、それなりに安定感がありました。
屍姫』や『ダンダリアンの書架』などガイナが原作物やると駄作になる事が多いのですが今回は大丈夫かな?。
 
それと音楽が『スクライド』『コードギアス』の中川幸太郎さんとあって、絵柄に反しジャジーで格好良かったです(笑)。
 
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前作から7年ぶりとなる『ローゼンメイデン』の新作。
原作が紆余曲折あって一度終了しており、今回のアニメ版は仕切り直して始まった「ヤングジャンプ版」を題材とした物になっているそうです。
(要するに『ヱヴァ新劇場版』みたいな感じ)
 
スタッフや制作会社は一新されていますが、OPのアリプロやメインキャストは続投している為、古くから知るファンは懐かしさを感じる一方、ローゼンメイデン初心者はここから観初めても問題なく作品世界に入れると思う。
私自身前作の事をすっかり忘れてしまったので非常に有難かった(えっ?)。
 
それにしても真紅さんの罵りっぷりには相変わらず惚れ惚れするね。
沢城さんは今でこそこういう役は珍しくないけど当時は鮮烈でしたよ…(遠い目)。
彼女のキャリアの中でも相当付き合いの長いキャラクターになるんじゃないかな?。
 
原作未完だし今回はどこまでやるのかな?。
ちゃんと終わらせてくれれば良いのだけれど…。