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『監獄島』(2007年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE CONDEMNED
製作: 2007年 アメリ
時間: 113分
監督: スコット・ワイパー  
脚本: スコット・ワイパー 、ロブ・ヘデン
音楽: グレーム・レヴェル 
出演: ティーヴ・オースティン(コンラッド
    ヴィニー・ジョーンズ(マクスターリー)
    ロバート・マモーネ(ブレッケル)
    リック・ホフマン(ゴールドマン)
    トーリー・マセット(ジュリー)
    マヌー・ベネット(パコ)
    マデリーン・ウエスト(サラ・カヴァナー)
    クリストファー・ベイカー(エディ・C)
    サマンサ・ヒーリー(ベラ)
    ルーク・ペグラー(バクスター
    マサ・ヤマグチ(サイガ)
    ネイサン・ジョーンズ(ピーター)

あらすじ

あるテレビプロデューサーが企画する番組のため、世界各国から10人の囚人たちが絶海の孤島に集められた。
30時間以内に最後の1人になるまで殺し合いを繰り広げ、その模様をインターネット中継するという内容で、従わなければ足に取り付けられた小型爆弾が爆発するという。
世界中の視聴者が見守る中、生き残りを懸けた囚人たちの死闘が始まる…。

予告映像

感想

残念過ぎる愚作から掘り出し物まで幅広く取り揃えている「午後ロー」で放送された邦題のセンスがいかにもな『監獄島』を観る。
 
端的に言えば『バトルロワイヤル』的な爆弾を付けられた死刑囚たちが『プレデターズ』みたいな舞台で殺し合いを強いられその姿を『デスレース』みたいに全世界に中継されるって映画。
米国ではよくある格闘家から俳優に転身したストーン・コールド・スティーブ・オースチンが死刑囚だけど実は国家の任務に従事した結果投獄された善人というよくある設定の主人公を演じております。
 
そんな訳でパッと見焼き増し感しかない作品なのだが、今の御時世汗臭い肉弾アクションを全面に押し出した作りは逆に新鮮に映るかもしれない。
近年は『ボーンシリーズ』の影響で抑え気味な作風が主流となってしまったが、本作は一昔前のアクション映画の良い意味で粗削りな雰囲気が再現されていて懐かしさを感じる。
喧嘩殺法的な殴り合いや、バカスカ撃ちまくる銃撃シーンなど、久しくお目に掛かれていないアクションが多数あり妙に嬉しくなってしまった。
 
最終的に悪い事企んだ奴と、それに加担した連中には見事に天罰が下り、善人だけが生き残るというオチもお約束。
設定を含めオリジナリティは皆無だが、映像的には頑張っていて安っぽさは感じない。
出演者や製作規模を考えれば十分過ぎる完成度だと思う。