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『ヤギと男と男と壁と』(2009年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE MEN WHO STARE AT GOATS
製作: 2009年 アメリ
時間: 94分
原作: ジョン・ロンスン
監督: グラント・ヘスロヴ 
脚本: ピーター・ストローハン
音楽: ロルフ・ケント 
出演: ジョージ・クルーニー(リン・キャシディ)
    ユアン・マクレガー(ボブ・ウィルトン)
    ジェフ・ブリッジス(ビル・ジャンゴ)
    ケヴィン・スペイシー(ラリー・フーバー)
    スティーヴン・ラング(ディーン・ホップグッド)
    グレン・モーシャワー(ジム・ホルツ)
    ロバート・パトリック(トッド・ニクソン
    レベッカ・メイダー(デボラ・ウィルトン)

あらすじ

2003年、新聞記の者ボブ(ユアン・マクレガー)は、妻が浮気相手の元に去ったのをきっかけに、イラク戦争の取材に赴く。彼はイラク入国のため待機していたクウェートのホテルでリン(ジョージ・クルーニー)と出会う。リンはその昔、闇に葬られたアメリカ軍の超能力特殊部隊“新地球軍”に所属していたと語り…。

予告映像

感想

ハリウッドを代表する錚々たるメンバーが集結した、とてつもなく変な映画。
 
ソ連に対抗して組織されたものの変な新興宗教の影響を受けてラヴ&ピースで世界を救おうとする偏屈集団と化してしまった米軍のエスパー部隊の巻き起こす珍事件の数々がシュールな笑いと共に描かれる。
ジョージ・クルーニーが頭のネジが飛んだ自称超能力者を演じているかと思えば、その横で記者のユアン・マクレガーが「フォース」だ「ジェダイ」だと中の人ネタを口走る。
超が付くほど豪華なキャストが真面目な顔して馬鹿な事をやるとんでもない話なのだが、これでも一応ジョン・ロンスンという人が書いた「実録・アメリカ超能力部隊」というノンフィクション小説を基にしているというのだから驚かされる。
 
主役級の役者陣を揃えて下らない物語(褒め言葉)を描くというアンバランスな作風は、さながら「アメリカの堤幸彦作品」と言った感じ。
嵌る人は嵌るけど駄目な人は丸っきり駄目なアクの強い実にヘンテコな映画ですが私は結構好きでした。