スタッフ&キャスト
感想
FPSゲームの先駆けとして知られる同名ゲームを、『ロード・オブ・ザ・リング』のエオメル役や『ボーン・スプレマシー』でジェイソン・ボーンを追う刺客キリクを演じたカール・アーバンと、格闘家と俳優業を兼任するザ・ロックことドウェイン・ジョンソン共演で実写化。
原作だと敵は地獄からやって来た悪魔という設定らしいのですが、そこは近年のトレンドに習い遺伝子操作の失敗によって人間が変化したモンスターとなっています。
そんな訳で、この映画版は明らかにミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『バイオハザード』シリーズを意識して作られており多くの部分が二番煎じとなっていて新鮮さは皆無。
下水道でのシークエンスはまんま『ブレイド2』だし、例え公開当時に観ていたとしても同じ印象を抱いたと思います。
原作は暴力・残虐描写も特徴で映画版もグロを強調したシーンも多いのだが、どれもチープでむしろ笑いを誘う。
終盤にはゲームのシーンをまんま映像化した主人公の主観で進むFPSシークエンスがあるのですが、見所と言ったらそこと勝てる気がしないドウェイン・ジョンソンとのタイマンくらいでしょうか?。
監督がどう足掻いてもB級以下の作品しか撮れないアンジェイ・バートコウィアク(『ロミオ・マスト・ダイ』・『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』)なので驚く事はないが、こんなんでも一応全米の週末興行成績で1位を取れたのだから原作人気恐るべし!!。