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『アンダー・サスピション』(2000) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: UNDER SUSPICION
製作: 2000年 アメリ
時間: 110分
原作: ジョン・ウェインライト
監督: ティーヴン・ホプキンス 
音楽: BT 
脚本: W・ピーター・イリフ 、トム・プロヴォスト 
出演: ジーン・ハックマン(ヘンリー・ハースト)
    モーガン・フリーマン(ビクター・ベネゼー)
    トーマス・ジェーン(フェリックス・オーエンス)
    モニカ・ベルッチ(シャンタル・ハースト)

あらすじ

プエルトリコの港町サンファン。フェスティバルでにぎわうこの町でベテラン警察署長ビクター・ベネゼーは連続少女レイプ殺人事件の捜査に当たっていた。
容疑者として浮かび上がってきたのはプエルトリコ法曹界の中心的人物である57歳の税務弁護士ヘンリー・ハースト。彼は前日起きた2件目の事件の第一発見者だった。
ベネゼーの尋問に曖昧な答えを繰り返すハースト。
やがてベネゼーはハーストの若くて美しい妻シャンタルに着目する。
夫婦の関係は既に冷え切っていて、ベネゼーはシャンタルの協力を突破口にハーストを追い詰めていくのだったが…。

予告映像

感想

午後のロードショー」のモーガン・フリーマン祭りで放送されていたので鑑賞。
 
監督は『プレデター2』『ロスト・イン・スペース』のスティーヴン・ホプキンス。
出演者はモーガン・フリーマンvsジーン・ハックマンという燻し銀の2大俳優。
 
○○の誰々最新作とかお約束の売り文句には事欠かない作品だが、いやホント出演者のギャラにだけ金掛けてしまった感じですね。
一部の人の評価は高いみたいですが、私は何がしたかったのか最後まで解りませんでしたよ。
 
だってモーガン・フリーマン演じる警察所長が刑事の勘でしょっ引いた怪しい弁護士ジーン・ハックマン
すぐに手の出る部下のトーマス・ジェーンにガミガミ文句言いながら、自分は証言がコロコロ変わって怪しいというだけで確たる証拠もないのに「お前が犯人だろ!!」と偉そうに尋問しているのだから滑稽である。
んでこの弁護士と年の差婚したボインボインな奥さんモニカ・ベルッチはと言えば旦那が若い子に鼻の下伸ばしてるの知ってたから「ついにやったな!!」ってな感じに不利な状況証拠いろいろと差し出しちゃって、そんな奥さんの行動に絶望したジーン・ハックマンが自白を始めたかと思ったら、横から入って来た女刑事が「犯人捕まえましたよ」で皆「ぽかーん」として終了。
 
豪華メンバーの会話劇 だけ がメインで他には何もない。
証言が変わる中で衝撃的な真実が明らかになるでも、ドンデン返しがやってくる訳でもないし、無能な警官が倦怠期の夫婦の関係引っ掻き回しただけの、とんだ内輪揉め映画でした。