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アクション番長主演の黒い稲妻『ブレイド』がBlu-rayになったよ!

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遅咲きのアクションスターにして今や塀の中
ウェズリー・スナイプスの代表作『ブレイド』が遂にBlu-rayでキター!!。
DVDは面白い映画を数多く紹介していた日本ヘラルドから発売されていたのですが、糞つまらないTV映画で利益を貪る大手に押され倒産。
権利が宙に浮いてしまったのか長らく廃盤状態でしたが、この度ワーナーから待望のBlu-rayが発売されました。
しかも日本限定スチールブックパッケージ仕様でAmazonだと2000円弱。
ちょ!!。これ破格やないか!!。
 
私的フェイバリット・アクション・ムービーであるこのシリーズ(三作目を除く)。
菊地秀行さんの「吸血鬼ハンターD」を現代のアメリカでやった様な同名アメコミを原作とし、そのスタイリッシュなアクション描写は『デビル・メイ・クライ』の元になった!!、と勝手に思い込んでおります。
 
 
特にスティーヴン・ノリントン監督(『リーグ・オブ・レジェンド』)が手掛けた一作目は至高。
冒頭のクラブでの大立ち回りと、クライマックスの怒りの無双シーンだけでお釣りが来る。
日本の侍映画を参考にしただけあって要所要所で見栄を切るなどアクションシーンの構成も秀逸。
 
 
二作目は日本のアニメにも造詣が深いオタク監督ギレルモ・デル・トロ(『ヘルボーイ』・『パンズ・ラビリンス』)が担当し、スタイリッシュさが薄れ一気に監督印の悪趣味なホラーアクションに変貌した為に好き嫌いが分かれる所ですが最終決戦の迫力はピカイチ。
けどCGに頼り過ぎて全体的に重量感がなくなっちゃったのよね。
 
 
シリーズとしてはこの後に三作目もあるんだけど、あれはもう黒歴史だからスルーで良いと思う。
ボスキャラがダサい。ブレイドが活躍しない。展開が二番煎じ。
クリストファー・ノーラン版「バットマンシリーズ」など脚本家としては有能だが監督はてんで素人のデヴィッド・S・ゴイヤーにメガホン取らせるからあんな事になるんだよ…。
今回のBlu-ray化でも無視されたけど(まぁ実際は権利上の問題だろうが)、出ても私は買わんね。
 
ちなみにTVシリーズウェズリー・スナイプスじゃないから未だに観てません。