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『パッセンジャーズ』(2008年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: PASSENGERS
製作: 2008年 アメリ
時間: 93分
監督: ロドリゴ・ガルシア 
脚本: ロニー・クリステンセン
音楽: エド・シェアマー 
出演: アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)
    パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)
    デヴィッド・モース(アーキン)
    アンドレ・ブラウアー(ペリー)
    クレア・デュヴァル(シャノン)
    ダイアン・ウィースト(トニ)
    ウィリアム・B・デイヴィス(-)
    ライアン・ロビンズ(-)
    ドン・トンプソン(-)
    アンドリュー・ホイーラー(-)

あらすじ

墜落した旅客機から奇跡的に生き残った5人の男女の精神的ケアを行う事となったセラピストのクレア(アン・ハサウェイ)。
だが彼等は一様に何者かの影に怯え1人また1人と姿を消して行く。
次第に航空会社の関与を疑い始めるクレアだったが、生存者の1人エリックはそんな彼女にある真実を語り始める…。

予告映像

感想

TSUTAYAが旧作100円になった以上に一部店舗でセルフレジの導入が進んでいる事にビックリしている私です。
いやホントこれじゃ年齢指定の作品とか借り放題じゃんね。(そっちかよ)
 
んで残念ながら例の事件で監督の来日が吹っ飛んでしまった物の公開延期という最悪の事態は回避された『ザ・ダークナイト・ライジス』でキャットウーマンを演じているアン・ハサウェイ主演の『パッセンジャーズ』を借りて来ました。
 
生存者が絶望的と思われた悲惨な旅客幾事故で奇跡的に生き残った5人の男女。
精神的なショックからか全員挙動不審で、その内の1人は何故かセラピストの主人公を口説こうとする。
彼等に付き纏う不穏な影と次々と起こる不可解な出来事。
そして生存者の証言と矛盾する航空会社の事故調査結果など何から何まで怪しい。
 
普通の人なら「どーなるの?」とハラハラドキドキしながら観賞するのだろうが目の肥えた映画好きであれば設定を聞いた時点で
「宇宙人が関与した侵略物」か「スピリチュアルな感動ストーリー」か「全てが主人公の空想(夢オチ)」
のどれかになる事は一目瞭然。
御多分に洩れずその予想は的中してしまう。
 
どんでん返しの内容もよくあるネタだし全てにおいて今更感が強い。
出来の善し悪しという以前に私的には「何処かで観た様な物語」という感想しか浮かんでこなかった。
 
しかしまぁ、予備知識がなくそういった穿った見方をしない純真無垢な人であればそれなりに楽しめるのではないだろうか?。
適度な緊張感と意外なロマンス要素、そして後味も決して悪くない。
ただ1つ忠告するとすれば「間違ってもサスペンスor陰謀物を期待してはいけない」という事くらいかな?。