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金曜ロードSHOW!で放送された「K-20 怪人二十面相・伝」を観る。

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ここ最近チェックしてなかった邦画が次々と地上波ON AIRされて消化が追い付かない私です。
昨日録画した『相棒』も早く観ないとなぁ…。
 
んで手始めに先週の「金曜ロードSHOW!」で放送された『K-20 怪人二十面相・伝』を観る。
言わずと知れた超有名キャラクター「怪人二十面相」をスピンオフした同名小説を原作とした本作。
第二次世界大戦が起こらず貧富の差が極限まで達したもう1つの日本を舞台に「怪人二十面相」に仕立て上げられた大道芸人が腕を磨いて本物にリベンジするってお話。
 
しかし今回の放送は地上波初登場なのにノーカットではない。
本来137分もある本編がCM抜いたら実質105分くらいしかない通常枠に圧縮されており相当数のシーンがカットされていると思われる。
事実、余りにも削るもんだから初見の私ですら随所で飛び飛びなのが解った。
無料で観といて文句言うなって話なのだが、それにしたってな編集で作り手が不憫で仕方が無い。
 
演技面に関しては総じてオーバーになっているのだが、これは多分演出の一部なんだと思う。
松たか子さんの世間知らずなお嬢が可愛いかったり、『GANTZ』に引き続き本郷奏多くんがイケメンだったり、仲村トオルさんの正体見え見えな明智小五郎が可笑しかったり、金城武くんが何年経っても変わらない棒演技を披露していたりと、リアル路線とは無縁なんでダメな人はダメなんだろうなぁ~。
 
物語も編集の所為かトントン拍子に進み過ぎて淡泊な印象を受けたんだけどノーカット版だったら違うのかな?。お決まりの展開に終始し目新しさはこれっぽっちもないし魅力的な世界観や設定を持て余していた感も強い。
真面目な話やろうと思えばもっと面白く出来たと思うのだが…。
けどまぁ帝都の街並みの視覚効果とか凝ってたし、バルクールの動きを取り入れたアクションシーンとか、こじんまりとしながらも割と楽しめましたよ。