放送作品がほぼ出揃った春新番。
残すは『もしドラ』くらいでしょうか?。
1話を観た感じ今期はドラマ主体の良作がある一方、放送ギリギリな色モノ作品が非常に多いです。
期待していたオリジナル作品『花咲くいろは』と『あの花』はアニメ然とした物語ではありませんが予想通り面白かったです。
ただでさえ風当たり強いんだから、もうBDorDVDで解禁する事が前提の地上波放送は止めて最初からネットでやれって感じです。
『デッドマン・ワンダーランド』
初っ端から中学校1クラス大虐殺シーンで始まる本作。
『喰霊-零-』よろしく生首ゴロンは影濃い目でしたがトラウマ必至ですね。
その後もアメリカの陰謀映画風に主人公がトントン拍子に嵌められる不条理展開が続き、物語上必要な事とは言え観ていて非常にストレスが溜まります。
犯罪者たちがショーを行う事で運営されている完全民営化刑務所『デッドマン・ワンダーランド』に無実の罪で投獄された主人公は謎の少女シロと出会い不可思議な能力に覚醒する第1話。
感想としては「血塗られたボーイ・ミーツ・ガール」と言った感じで、今後もかなりハードな展開が予想されるので気を引き締めて鑑賞せねばと思います。
久しぶりにダークでスタイリッシュな路線に戻って来た「マングローブ」がこの題材を如何に料理するのか?。
原作の連載が現在進行形なので結末はアニメオリジナルになる事は間違いないでしょうが、最近多いやり逃げ的な終わり方にだけはしないで頂きたいものです。
『青の祓魔師』
『メダロット』以来となる監督・岡村天斎さん×シリーズ構成・山口亮太さんコンビが復活しただけで期待大なのに、制作を「A-1Pictures」音楽に『戦国BASARA』・『ガンダムUC』の澤野弘之さんを迎えており、個人的には原作ありきのタイトルとしては今期一番楽しみにしていた作品でございます。
第1話は主人公の就職活動(笑)を通し不器用ながら心優しい彼の性格や家族関係を描きつつ、力の目覚めや出生の秘密といったドラマチックな要素を加えた掴みの話数としてはバッチリの出来でした。
全体的に少年マンガらしい滑り出しとなっており次回に向けての期待の煽り方も上手い!!。
ただコチラも原作が現在連載中。
しかも既刊が6巻しかないのにBD&DVDの発売スケジュールを見ると2クールっぽいので早々にオリジナル展開に移行しそうです。
(まぁ『メダロット』の時もゲームの設定を生かしつつアニメオリジナルの要素を加え原作以上に面白い作品にした御二方なので多分大丈夫でしょう)
作画も非常に丁寧でしたし単純に面白かったです。