旧いまここにあるもの

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2011年春のアニメ新番あれこれ(『C』・『あの花』・『緋弾のアリア』・『電波女と青春男』)

今に始まった事ではありませんが関東だと木曜深夜が異常なまでのアニメ激戦区となっており。
今期も
フジテレビで『C』と『あの花』
テレ東で『まりあ✝ほりっく あらいぶ』
TOKYO MXで『Steins;Gate』と『そふてにっ
がほぼ同時刻に放送されていて何が何だか解らん状態です(汗)。
 
私はHDDレコーダー×2台のダブ録を最大活用してなんとか乗り切ってますが、普通に観たら100%カバーしきれんでしょうなぁ~。
ホントもうちょい曜日を分散してくれんかね?。
 
モノノ怪空中ブランコなどを手掛けた奇才・中村健治監督の完全オリジナルアニメーション『C』
中村監督らしい尖がったビジュアルセンスで描かれる異色の金融バトルに一話目からグイグイ惹き付けられました。
 
「所詮この世は金」
的な世の中を斜めに見た捻くれた価値観もかなりツボですし、現代日本を風刺した作風なんかは『東のエデン』に通じる所があって興味深い。
(しかもエンディングがSFPだしね)
 
キャスティング的にも今や飛ぶ鳥を落とす勢いの内山昂輝くんと戸松遥さんと言う2トップだし、スタッフ的にもゲストデザイナーに出渕裕さんや草彅琢仁さんなどを迎えておりかなり豪華。
物語もそうですが映像的にもかなり魅力的な作品なりで今後の展開に期待したく思います!!。
 
青春アニメの傑作『とらドラ!』を手掛けた長井龍雪・監督×岡田磨里・脚本×田中将賀・キャラデザ&総作監のゴールデンコンビが再結集した今期NO.1注目作ですが、
第1話は長々とした説明や台詞を排し、映像の力で1話丸々魅せ切ってしまうもの凄い作りとなっておりました。
 
台詞に頼らず目線の移し方や仕草によって登場人物の感情を描いてしまうなんて普通TVアニメじゃやりませんよ(汗)。
長井監督らしい細やかで丁寧な演出、そして作画スタッフの堅実な仕事っぷりが相まって、まるで実写作品を観ている様。
キャラデザの田中将賀さんが前に担当した『学園黙示録HOTD』の絵柄を引き摺っているのが若干気になりますが、物語の鍵を握るめんまの生き生きとした動きからスタッフの並々ならぬ愛情が伝わって来ました(笑)。
 
エンディングテーマがZONEの大ヒット曲「secret base ~君がくれたもの~」のカバーというのも非常に興味深く、秒速5センチメートルにおける山崎まさよしさんのOne more time, One more chanceと同様に曲を聴いただけで既に泣きそう…。
過去の辛い出来事によって壊れてしまった幼馴染達の関係がめんまの出現によってどう変化していくのか?。
気が早いですが最終回はハンカチを忘れずに用意しておこうと思います!!。

『緋弾のアリア』  

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『あの花』とは対照的にキャスト面で『とらドラ!』の関島淳司くん(竜児)×釘宮理恵さん(大河)が再共演したこの作品。
(ちなみに渡部高志監督と釘宮さんがツンデレヒロインを演じている点では灼眼のシャナと類似点があります)
 
銃と刀を携帯する事が当たり前の社会で繰り広げられる学園バトルアクション。
戦闘シーンには様々なハリウッド映画の影響を感じ中でもリベリオンはモロですね。
主人公たちモロにガン=カタ使ってましたし…。
 
1話目から作画が若干荒かったので次回以降派手に崩壊しない事を祈る。
そうじゃなくても最近のJ.C.STAFFはクオリティ落ちてるしねぇ…。

『電波女と青春男』

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タイトル通り電波な作品ですね。
中身もそうですがOPも「神聖かまってちゃん」でマジ電波!!。
布団で簀巻きにされたままピザを喰らうヒロインとか斬新過ぎますよ(笑)。
 
ただ「シャフト×新房昭之監督」がやると、どんな作品でも同じに見えるね。
本作のキャスティングは新房ファミリーじゃないからまだ良いけど、他作品で使った演出手法の連続で原作ファンがどう思うか心配。
屋外シーンなんて化物語と同じスタイルだったしハッキリ行って新鮮味がありません。
 
まどマギの遅延も地震の影響というより、また制作本数増やした所為だし今後が心配で仕方ない。
性懲りも無く今期も本作と『まりあ✝ほりっく あらいぶ』同時にやってるし京アニP.A.WORKSの制作体制を見習った方が良いよ。マジで。