旧いまここにあるもの

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『BLUE SEED』のBD-BOXがAmazonから届きました。

注・この記事の内容に付いてこられた人は私と間違いなくオタ友になれます。
飲み屋で数時間に渡ってアニメ談議が出来るくらいの濃い~仲にねww。
 
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前にも少し話しましたが、私のアニオタ人生の根っこの部分にあるのがこの『BLUE SEED』という作品です。
初めて親に買って貰ったCDも本作の主題歌CDという、非常に思い出深いこの作品が満を持してBD-BOX化され本日我が手元に届きました。
 
流石に全話観るという訳には行かず、最終話を含む数話だけチェックしたのですが懐かしくて泣けてきます。
一応TVシリーズの1巻と『BLUE SEED2』のDVDは持っていましたが、他の話数を見るのは10年くらい前に傑作選として放送されていた回を除けば15年振り。
 
デジタルリマスター処理のお陰で映像が鮮明になっていて更に感動!!。
オリジナル素材が古いので近年のアニメと比べれば流石に見劣りしてしまいますが、15年前の作品と考えれば驚異的。
 
本編を観始めると、めぐさんがモロに萌えキャラを演じていたり、三石琴乃さんの声が無茶苦茶ハスキーだったり、中田譲治さんの悪役演技が初々しかったりで、時間の流れを実じます(笑)。
その一方、大塚明夫さん・榊原良子さん・玉川紗己子さんら当時既にベテランだった方々は今と遜色のない演技をされていて脱帽。
特に井上和彦さんは15年という時間の壁を感じさせないからホントたまげました。
けど最近は「カカシ先生」みたいに落ち着いた大人な役が多くて、草薙さんみたいにギラギラしたキャラってやってないんで新鮮。
ニャンコ先生とは別ベクトルで萌え死ぬ事が出来る自信があります!!(爆)。
 
表現面では、放送規定の緩さだったり、登場人物の服装だったり、国土管理室の機材だったり、ノンヘルでバイク2人乗りしたり、と時代を感じるシーン満載ですが今となっては良い思い出です(爆)。
 
物語の本筋の部分は自然破壊を続ける人々と変わり果てた日本という国への愁いが、日本神話とリンクして描かれる訳ですが今観ても魅力的なストーリーだなと感じます。
『ヤマトタケル』もそうでしたが勾玉とかスサノオとか日本人だからなのか、そういった単語を出されると弱いんですよ(笑)。
 
森を破壊し、空を汚し、海を汚染し続ける日本という国を緑に帰すという敵の目的が子供心に非常に鮮烈で、クライマックスに流れる「まつりうた」と共に私の記憶に深く刻まれています。
(同じテーマでは後に河森正治さんが手掛けた地球少女アルジュナも衝撃的でした)
 
こういったメッセージ性と娯楽性を兼ね備えた作品が最近少ないのがホント寂しい。
本作以降テレ東ではエヴァ』・『スレイヤーズ』・『爆裂ハンター』・『ナデシコ』・『エスカフローネなどなど錚々たる作品が放送されていく訳ですが、その辺りの事も含めてホント良い時代だったなと思います。
 
じじ臭いアニメ談議にお付き合い頂き感謝です。