旧いまここにあるもの

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フジテレビで放送された『24 -TWENTY FOUR- season.7』をなんとか観終わりました。

恒例となったフジテレビでの地上波放送を観賞。
今回は土曜の深夜に限って放送されていたのですが、よりによってクライマックス直前の23話のみ木曜深夜に変則的に放送するもんだから見事に見逃してしまいました…orz
 
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24 -TWENTY FOUR-もシリーズ第7弾とあって、ネタ切れ感に拍車が掛かっています。
その最もたる部分が、かつての相棒であり死亡したと思われたトニー・アルメイダをテロリストとして再登場させた点。
死んだキャラを生き返らせた時点で制作者の限界っぷりが露呈しています。
しかも敵だと思ったら実は仲間で、仲間だと信用したら裏切って、悪党になり下がったと思えば実は妻と息子の復讐を果たす為だったとか、何処ぞの少年漫画みたいな展開には開いた口が塞がりません。
 
更に国家中枢のあらゆる所に敵が居て、何か問題が起こればその都度ジャックが「内通者だ!!」と指摘する展開にも呆れた。
制作者はこの言葉を魔法の呪文か何かと勘違いしているのではないだろうか?。
 
更にシリーズお馴染のトンデモ展開として
ホワイトハウス独裁国家の将軍が精鋭部隊と共に占拠したり、
民間軍事企業のトップが生物兵器を搭載したミサイルで脅しを掛け政府の重要ポストを要求したり
大統領の娘が私情に走って証人保護中の容疑者を情報流して暗殺者に殺させるなど、
ツッコミ入れてもツッコミ切れないトンデモ展開のオンパレード。
前にも大統領が黒幕なんて展開がありましたが、フィクションとは言えこの国もう駄目でしょ?(苦笑)。
 
ジャックも相変わらず不幸を撒き散らし、協調性の無い捜査員達が犯人を取り逃すなんてお約束の展開も24時間×7回目となると正直辛い。
本作の醍醐味であった24時間・リアルタイムという売りも、ここ最近は無茶苦茶なプロットの所為で必然性や説得力が無くなってしまい、荒唐無稽なストーリーと不死身の男・ジャックの暴れっぷりを楽しむだけのネタ作品と化してしまいました。
 
そんな空気を制作者側も察したのか、どうやら次の「season8」でシリーズが完結する様ですが。
最後なんだから原点回帰しリアルタイムという特性を存分に生かしたシリーズ最高傑作になる事を期待しています。