旧いまここにあるもの

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原作.大塚英志×作画.田島昭宇 「多重人格探偵サイコ No14」

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何時の間にやら最新刊が出ていたので買って来ました。
 
今回は前巻から続く「弖虎狩り」の為、初っ端から病院内で弖虎VS刺客達の凄惨な大立ち回りが展開。
キルビル』のザ・ブライドよろしく、手を変え品を変え敵を返り討ちにしていく弖虎の姿はリアリティとは無縁の荒唐無稽さが際立っています(最初はこんな作品じゃなかったんだけどな…)。
ここで登場する刺客達がまた曲者揃いで、みのも○た似のおっさんが「朝ズバっ!!」とか言いながらチェーンソー振り回したり、鎧兜身に纏った男が通路に佇んでいるなんてシュール過ぎる江面は最早ギャグ(笑)。
そんな彼等とのバトルロワイヤルは、ご想像の通りまぁ~グッチョングッチョンでした。
 
そんなドタバタ劇の前半が終わり、後半部分は一転してシリアス路線で伊園若女が実はルーシモノスーンを裏で操っていたキング・オブ・カリスマである。なんて新事実が飛び出します。
なんかルーシーモノストーンの見事な噛ませ犬っぷりに涙が止まりません。
彼は作中、あと何回殺されるだろう?(笑)。
 
物語はクライマックスも近付き俄然テンションが上がって来ているのですが、この巻はどうにも弖虎のアクションとラスボスが若女って事が描かれた位でなんだか話が全然進んでないような気がする(苦笑)。
鬼頭の散り際辺りまでの流れは凄い良かったんだけどな…。
弖虎もふらふらしてると死人ばっか増えるから、さっさと若女の所に行ってください(笑)。