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『ハンコック』 ★★★★☆

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原題 HANCOCK
製作 2008年 アメリ
時間 92分
監督 ピーター・バーグ
製作総指揮 イアン・ブライス 、リチャード・サパースタイン 、ジョナサン・モストウ
脚本 ヴィー・ヴィンセント・ノー 、ヴィンス・ギリガン
音楽 ジョン・パウエル
出演 ウィル・スミス(ジョン・ハンコック)
  シャーリーズ・セロン(メアリー・エンブリー)
  ジェイソン・ベイトマン(レイ・エンブリー)
  エディ・マーサン(-)
  ジェイ・ヘッド(-)
  トーマス・レノン(-)
  ジョニー・ガレッキ(-)
  ダエグ・フェアーク(-)

あらすじ

絶対無敵のスーパーヒーロー・ハンコック。
だが力加減を知らず口の悪い彼の行動は多くの人々の反感を買っていた。
そんなある時ハンコックは事故に巻き込まれかけたPRマンのレイを偶々助ける。
レイは命の恩人であるハンコックの評判を知り、彼を人々から愛される真のヒーローにしようと考える…。

感想

アメコミ原作の作品と思われがちだが今作は映画オリジナル作品。
近年日本もアメリカも人気原作で手堅くヒットを狙う保守的な姿勢が横行する中、こういった挑戦をし見事にヒットさせたスタッフに私は拍手を送りたい。

今作は当初マイケル・マンが監督する予定だったとの事、結局は製作側に回って『キングダム-見えざる敵-』でコンビを組んだピーター・バーグ監督を指名したそうだ。
個人的にはマイケル・マンの撮る『ハンコック』も観てみたかったが、そうなると変にリアルな映画になっていたのかな(笑)。

さて映画の内容ですが、率直に言ってしまえば『バッドボーイズ2バッド』と『Mr.&Mrs. スミス』と『マトリックス レヴォリューションズ』と『ターミネーター3』を合した感じ。

最初は自暴自棄のハンコック。
犯罪者を懲らしめるのだが、その度に街を無茶苦茶に破壊して大ブーイング。
酒を飲んで空を飛び回り。怒れる市民に暴言を吐き。悪口を言えば子供だろうが鉄拳制裁(笑)。
やりたい放題の彼がPRマンのレイと出会い。人々に愛されるヒーローに変わっていく過程は笑わせてくれる。
レイに教わった「グッドジョブ」を連呼するハンコックの姿は抱腹絶倒!!。

しかし早々にハンコックは矯正されてしまい、残る後半は急にシリアスな話に変化する。
大風呂敷を広げて「えぇ~」ってな展開になったと思ったら「あれっ?」てな内に終わってしまった。
時間が92分と短めで、こんな風な話なら「もう少し上映時間長くしてもよかったのでは?」とも思ったが、まぁダラダラせずにスパっと終わらせたのが逆に良かったのかな?。
元々ぶっ飛んだスーパーヒーローが主役なんだから、映画もこの位ぶっ飛んでた方が正解か?。

メインキャストのウィル・スミス&シャーリーズ・セロン&ジェイソン・ベイトマンの組み合わせがなかなかどうしてハマっていたし、大ヒットしたのに続編の話が現時点で無いのも潔くて良し!!。
アメコミ原作とは違う、不思議なスーパーヒーローの生き様に活目せよ!!。



さて、ここからは駄文なのだが日本語吹き替え版のキャストについて書きたい。
アイ・アム・レジェンド』に続き『ハンコック』でもウィル・スミスの吹き替えが江原正士さんなのだが、ウィル=江原さんって固定なんですかね?。
個人的には江原さんの声は渋すぎて、もっと若々しい人にして欲しいと思う。

あと今作でジェイソン・ベイトマンの吹き替えがEXILEの人だったんだけど、これもどうなのかな?。
下手じゃないんだけど、やっぱメインキャラだからず~っと聞いていると辛かったです。