旧いまここにあるもの

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もう失敗できないNikonが改めてミラーレス市場に挑む「Z6」&「Z7」正式発表。

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Nikon1と同じ失敗は許されないNikonがフルサイズセンサーを採用した新ミラーレスシステムを予告通り発表しました。

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半世紀続いてきた「Fマウント」から次の50年を戦い抜く新たなステージへ。
マウント内径55mm・フランジバック16mmとレンズ設計の自由度を確保し未来を見据えた「Zマウント」の初陣を飾るボディは「Z6」と「Z7」。
SONYの「α7」と「α7R」のような普及機と高画素機というダブルラインで、スペックは概ねリーク通りでサプライズはありませんが、ハンズオンした記事を見るにカメラとしての使い勝手はかなり研究されているみたいですね。

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ただボディ内手ぶれ補正といったミラーレス機のトレンドを押さえる一方、撮影枚数が300枚前後のバッテリーライフはSONYの最新機種に比べ見劣りしており、その打開策であるはずの「USB充電」も「給電しつつ撮影することは出来ない」といった縛りが設けられているのは正直言って意味不明。
頼みのバッテリーパックも発売時期が未定とはこれ如何に?。


瞳AFといったポートレート向けの機能も非搭載なら、記録メディアが誰得なXQDのシングルスロットだったりと、どの層をターゲットにしているか謎ですが、Nikonに限らず新しいラインの初号機というのは手探りで至らない部分があるものなので、そこは後継機で改善されていくことを期待しましょう。

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初値は「Z7」が40万となっており、バーゲンプライスだった「D850」に比べ割高感が強く、必要に迫られなければ24万スタートの「Z6」で様子見するのが無難そう?。
専用レンズやロードマップも発表されましたが多くのユーザーは一先ず手持ちの資産をマウントアダプター経由で使うでしょうから、それできちんと動くかどうかが評価を左右しそうな気がします。

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万全を期しての発表かと思いきや意外と「取り急ぎ投入した感」が強かったZシステム。
これで世代を重ね成熟しつつあるSONYにどこまで食らい付けるのか?。
そして、同じくフルサイズミラーレスを準備中?のcanonはどう出てくるか?。
今後もカメラ業界の動向から目が離せません。