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『スター・トレック BEYOND』(2016年) -★★☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Star Trek Beyond
時間: 123分
製作: 2016年 アメリ
脚本 サイモン・ペッグ ダグ・ユング ロベルト・オーチー ジョン・D・ペイン パトリック・マッケイ
音楽: マイケル・ジアッキノ
出演 クリス・パイン(ジェームズ・T・カーク)
    ザッカリー・クイント(スポック)
    ゾーイ・サルダナ(ニヨータ・ウフーラ)
    サイモン・ペッグモンゴメリー・“スコッティ”・スコット)
    カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)
    アントン・イェルチン(パヴェル・チェコフ)
    ジョン・チョウ(ヒカル・スールー)
    イドリス・エルバ(クラール)
    ソフィア・ブテラ(ジェイラ)

あらすじ

カーク船長(クリス・パイン)率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索していた。すると突然、謎の異星人・クラール(イドリス・エルバ)がエンタープライズ号を襲撃。カークたちは脱出するも、艦は墜落し、クルーは散り散りになってしまう。不時着した見知らぬ惑星で、カークは約100年前に消息を絶ったエディソンが乗艦していたフランクリン号を発見。そこには、あるものが残されていた…

予告映像

感想

前2作を手掛けたJ・J・エイブラムスが『スターウォーズ』に浮気した為、『ワイルドスピード』を立て直したジャスティン・リンに白羽の矢が立ったリブートシリーズ第3弾『スター・トレック BEYOND』を鑑賞。

物語はいよいよ地球圏から外宇宙に飛び出し、世間一般の人がイメージする「スター・トレック」になった一方、物語に深みが無くなり古典的な悪党を倒すだけのハリウッド産SFアクションムービーになってしまった点は残念でならない。
とって付けたようなバイクアクションに、ロックを爆音で流して形勢逆転する「どこのマクロス7だよ!!」な展開など、確かに『イントゥ・ダークネス』はハードで暗過ぎるきらいがあったので、これくらいのノリの方が万人受けするのかもしれないが、前作までの作風が好きだった者としてはガッカリ感が半端なかった。

ガメラ3のイリスみたく相手の生体エネルギーを吸い取ってミイラにする敵の正体には目を瞑るが、あれだけの軍事力を有するに至った経緯や、あの兵器の出所など説明不足な点も多すぎで、イジメのようなマッコイ弄りは楽しかったが、カークとスポックの関係性を始めとする人間ドラマまで希薄になり、映画というよりTVシリーズの1エピソードを観た程度の満足感しか得られなかった。