スタッフ&キャスト
原題: STAR TREK
製作: 2009年 アメリカ
時間: 126分
原作: ジーン・ロッデンベリー
ザカリー・クイント(スポック)
ゾーイ・サルダナ(ウフーラ)
カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)
ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)
ジョン・チョー(スールー)
サイモン・ペッグ(スコッティ)
アントン・イェルチン(パーヴェル・チェコフ)
ベン・クロス(サレク)
カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ)
ブルース・グリーンウッド(クリストファー・パイク)
ジョン・チョー(スールー)
サイモン・ペッグ(スコッティ)
アントン・イェルチン(パーヴェル・チェコフ)
ベン・クロス(サレク)
あらすじ
だが能力テストでは抜群の成績を収めながらも自信過剰な性格が災いし、理論的な判断を信条に行動するスポック(ザカリー・クイント)と対立してしまう。
そんな折、惑星連邦はスポックの故郷であるバルカン星から救難信号をキャッチ。
カークとスポックが乗船したエンタープライズ号を含む艦隊を救助に向かわせるのだが、そこにはカークの父を殺したあの宇宙船が待ち構えていた…。
予告映像
感想
今年の夏に続編である『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の公開が控えるJ.J.エイブラムス(『M:I:Ⅲ』・『スーパー8』)版新生『スタートレック』を周回遅れ気味に観賞。
世界中に多くのファンを持つ人気シリーズの原点に立ち返り、若き日のカークがエンタープライズ号の船長になるまでを描く前日譚でありながら、タイムパラドックスを取り入れる事で物語を今までとは違う未来に分岐させた意欲作。
単にリセットするのではなく、きちんとした理由付けをした上で新しい方向に持って行ったこの手法は「よく考えられているな」と思うし、お陰で予備知識のない新規ユーザーでも楽しめる娯楽作に仕上がっています。
本編は2時間以上あるのですがテンポよくストーリーが進むため全く苦にならず、小気味良い演出や適度に挿入されるギャグやアクションも相まってサクサク観れる。
正反対に見えて本質的には似た者同士のカークとスポックの凸凹コンビっぷりや個性豊かな乗組員。
単に悪党として処理しなかった敵の正体や、タイムパラドックスによる捻りが加わった展開も面白い。
唯一、敵の掘削ドリルを破壊するシークエンスで「一泡吹かせてやりましょう!」的な事言ってた赤レンジャー(笑)が調子ぶっこいて一瞬で消炭になったのは失笑でしたが(つうかこいつがちゃんと仕事してればバルカン星救えたんじゃない?)、それ以外は概ね満足。
私の『スタートレック』知識は幼少期親と一緒に観ていた程度の物なので熱心なファンの方がどう感じたかは解りませんが、全体的に時代に即した内容にブラッシュアップされていて好印象。
続編も楽しみです!!。