旧いまここにあるもの

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6話目で一山越えたダリフラの話。


既視感が強くてリアルタイム視聴せずHDDレコーダーに録り貯めていた『ダーリン・イン・ザ・フランキス』を6話まで一気観。
序盤は『トップをねらえ!2』と『フリクリ』と『STARDRIVER 輝きのタクト』だったけど、4話~6話はエレベーター内の構図とか、心理・心象描写とか、強敵に活動限界でボコボコにされた主役機が覚醒して勝利からの美少年が意味深な発言をして終わるところとか、めちゃくちゃ『エヴァ』でした。

黄金時代のGAINAXメンバーが多数参加しており(ぶっちゃけ製作は「A-1 Pictures」×「Trigger」with「スタジオカラー」だよね?)、4話のコンテに関しては元ネタである「第拾九話 男の戰い」を担当した摩砂雪さんが切ってるのでパクリとは若干ニュアンスが違うのですが、同じ事を繰り返しても前作を軽く超えるカタルシスを提供してくれる庵野さんに比べ本作は全体的にスケールダウンしている感が否めません。
(まぁエヴァも20年前の作品なので若い世代は新鮮な気持ちで観れているのかも知れませんが…)

ロボットアニメでありながら戦闘シーン全般がイマイチ盛り上がらないのも難点で、『メダロット』なんかは本作と似たデフォルメされた人間的フォルムでも格好良いシーンが多々あったので単純にデザインの問題とは言い切れない気がします。

負け犬街道まっしぐらなイチゴの加虐心を擽る不憫さと、気遣いの人ゴローのイケメンっぷりは完全に『夏まち』のそれで最終的にこの2人がくっ付けば万々歳なのですが、なんかあっさり死にそうで怖いんだよなぁ…(特にゴローが)。

意味深な発言が多いゼロツーの過去や、拒絶反応を抑え込んだヒロの変化など、ちょいちょい意味深な描写や台詞が散見しているので、それらの伏線がきちんと回収される事を期待しつつ視聴を継続していきたいと思います。