旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

2017年ラストクールのアニメ新番あれこれ。

大型改変期とあって入れ替わりが激しかったものの題材が枯渇しており続編物と再アニメ化、あとは知名度が高いとは言えない原作物が多数となった2017年ラストクール。
今期はやたらと男性アイドル物が多いのですが、それらは守備範囲外ないので須らくスルー。
取り敢えずチェックしようと思った作品も初回から作画がグダってる物は問答無用で視聴を打ち切りました。
厳しい言い方になりますが初回でクオリティ管理ができていないような作品が1クール戦える訳もなく途中で「万策尽きる」のが関の山です。
最近は放送開始自体が延期するなんて珍事まで起きてますし現状の自転車操業も限界が見えてきたという事でしょう。

取り敢えず途中で視聴を止めずに1話をちゃんと観た作品は以下の通り。
減らしたつもりが、それでも22本ありやがった(汗)。

まぁ殆どが「次回も観たい!!」と強く思えなかったので、そういう作品から順次BGVに降格してそのまま継続するか切るかになっていくと思われます。

イメージ 1

そんな中、原作ファンである『血界戦線』や安定の続編物を除き一番興味を惹かれたのが『宝石の国』。
とにかくキャラクターの設定や作品の世界観が異彩を放っており、CGならではの光が透過するキラキラした髪の表現やスムーズなアクションには思わず見入ってしまいました。
それでいて手描きアニメ的な崩し表現も秀逸で、この辺りは流石オレンジといったところか?。
登場人物の掛け合いのテンポも異常に良く、美しい音楽や『響けユーフォニアム』と同じ黒沢ともよ嬢の実写ライクな演技も相まって終始惹きつけられる第1話でした。

それにしても『ラブライブ! サンシャイン!!』第2期と、先代の『ラブライブ!』のメインスタッフが手掛ける本作が同一クールでの放送というのは何か因縁めいたものを感じますね。

イメージ 2

異彩を放っているという点では西尾維新×中村光コンビの『十二大戦』もインパクト大。
十二支をモチーフにしたキャラクターたちの聖杯戦争バトルロイヤルで、メインキャラと思われた人物が1話目であっさり脱落するなど、その辺りは同西尾維新作品の『刀語』を彷彿とさせる。

写実的な背景の中に佇む殺し屋という名のコスプレイヤーの浮きっぷり(特に卯が酷いww)や、西尾作品らしい独特の語り口など、癖がもの凄く強いので好みがハッキリ分かれそうですが個人的には『宝石の国』と本作が今期新作タイトルの中では2トップです。

イメージ 3

あとはタツノコ版『アベンジャーズ』or『ジャスティスリーグ』とも言うべき『Infini-T Force』にも触れておきたい。
本作も流行りのCG制作なのだが『亜人』や『宝石の国』などの手描きアニメ風ではなく、『DEAD OR ALIVE』などの格闘ゲームチックな味付けでその点がとても新鮮。
まぁ制作会社的にはCG映画版『バイオハザード』や『GANTZ:O』の系譜なんだけど、個人的にこういう作風なら、もうちょいアニメチックなビジュアルにした方が良かったように思えてならない。
だってあの頭身でアニメ然としてしたデザインやギャグシーンは正直違和感しかありませんよ…(汗)。