旧いまここにあるもの

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太田垣康男 「機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝 ②」 (ビッグ コミックス スペシャル・小学館)

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アニメ2ndシーズンも配信中の『機動戦士ガンダム サンダーボルト』、その本編では語られなかった人々の物語を太田垣康男さんが直々に描く外伝コミック第2弾を遅ればせながら読了。

将来を誓い合った恋人達に起きた悲劇とイオが背負う業を描いた「盾」
ダリルがスナイパーとしての素質を開花させたエピソードが語られる「サバイバー」
フルアーマー・ガンダムサイコ・ザクの死闘を目撃したジオン斥候兵の生還劇に迫る「死ぬには良い日だ」
そして息子を残し出兵するある父親の1日にスポットを当てた「さよなら月曜日」の4篇を収録。

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今回もガンプラの写真を取り込み人物や背景を作画する手法が用いられているのですが、最後の「さよなら月曜日」のみ『タンタンの冒険』で知られるエルジェの画風を模した手描き感の強い作風となっており異彩を放っています。
こういった絵柄でガンダムを描くというのはもの凄く新鮮で、オムニバス形式を生かした新たなアプローチに心底唸らされました。