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『黒執事』(2013年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

製作: 2013年 日本
時間: 119分
音楽: 松浦晃久
出演: 水嶋ヒロ(セバスチャン)
    剛力彩芽(幻蜂清玄(汐璃))
    優香(若槻華恵)
    山本美月(リン)
    大野拓朗(松宮高明)
    栗原類(葬儀屋ジェイ)
    海東健(幻蜂有人)
    ホラン千秋(幻蜂絵利香)
    丸山智己(明石)
    城田優チャールズ・ベネット・サトウ)
    安田顕(鴇沢一三)
    橋本さとし(青木宗光)
    志垣太郎(田中)
    伊武雅刀(九条新兵)
    岸谷五朗(猫磨実篤

あらすじ

女性だということを秘密にしている幻蜂家当主の幻蜂清玄伯爵(剛力彩芽)と執事のセバスチャン(水嶋ヒロ)は、絶対的な主従関係にあった。一方、二人は世界統一を目標にする女王の諜報(ちょうほう)員「女王の番犬」という役割も担っていた。ある日、女王から連続殺人事件を解決せよという命が下る。また、並行して少女たちが街から消えるという出来事も起こる。セバスチャンは、二つの事件に結び付く手掛かりを発見するが…。

予告映像

感想

近所のTSUTAYAが潰れて映画難民になっている私の最後の望みである民放の映画枠で実写版『黒執事』がやっていたので鑑賞。

原作未読でアニメをチェックしていた程度の知識しかないので、あそこがあーだとか、ここがどーだとかファン目線での批評はできませんが、引退したはずの元ライダーや、ゴリ押しゴーリキー、あの当時持て囃されていただけのタレントやモデルが多数キャスティングされており大人の事情を感じずにはいられない。

取り敢えずどいつもこいつも滑舌が悪く、合う合わない以前に演技が下手すぎて見るに堪えません。
曲がりなりにも役者を名乗ってるんだからもっと自然に喋れないのだろうか?。

原作者の承諾を得た上で舞台を19世紀イギリスから、2020年のアジア某国に変更したというストーリーにしても日本人キャストでやる為の改変なのかもしれないが、そこまでしてこの原作をやる意義があったのか甚だ疑問。
もしや今度やる実写版『ハガレン』もこんな感じになるのだろうか?。

無国籍な街並みや1対多数の格闘シーンなど、映像面は随所で拘りを見せているが、それも淡々と繰り返される三文芝居と、ミステリーと嘯いた薄っぺらいストーリーで全て台無し。

ここ最近の山崎賢人押しもそうだが、大手事務所がお気に入りのタレントを売り込む為に人気原作を利用する愛の無い実写化はいい加減滅んで頂きたいものです。