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『甲鉄城のカバネリ』 第九話 「滅びの牙」

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すっかり美馬のターンで主人公であるはずの生駒が空気と化した『甲鉄城のカバネリ』第九話。

美馬が「黒城」の中に数百体のカバネを隠し持っている事が生駒の妖怪アンテナ(笑)で発覚したにも関わらず、甲鉄城の面々(特に菖蒲)がその事を磐戸駅の人々に伝えない謎。
少なくとも敵対している領主たちには警戒するよう助言するのが筋ではないか?。

んで「兄さまLOVE」を拗らせてアホの子まっしぐらな無名ちゃんが、美馬の口車にまたしたも乗せられてウォールマリアの外門(笑)を開放したら、狩方衆の連中が隠し持っていたカバネを使い民間人の大虐殺を開始。
これには流石の無名ちゃんもドン引きでしたが、あのカバネをそれ以外の何に使うと思っていたのか?。

そして『るろ剣』で言う所の駒形由美ポジの姉御がカッコイイポーズでどう見たってヤバい薬を注射され女型の巨人となって大暴れしたら、巨神兵よろしく「腐ってやがる。早すぎたんだ」で崩壊し、九尾化したナルトみたく暴走した本体が仲間を殺しまくった挙句、愛しの美馬様に止めを刺されてサヨナラする超展開。
美馬が「涙」ではなく「冷汗」たらりする意味不明な演出を含め開いた口が塞がりません。

壁に守られぬくぬくと生きる者たちを外へと引き摺り出し、力のある者だけが生き残る真に平等な世界を構築するのが美馬の最終目的みたいですが、志々雄のような悪の美学が込められていないので見ていてとにかく不愉快です。
少女を使って人体実験したり、民間人の大虐殺を行ったり、それで自分たちはさも正義であるかのように振る舞うんだから、イスラム国に勝るとも劣らない狂信者のマジキチ集団である。
最後にカバネに噛まれた子供が撃ち殺される胸クソ展開を含めフラストレーションばかりが溜まる回でした。

それにしても身を挺して姫様を守った侑那のおっぱいの付いたイケメンぶりに比べ、大した見せ場もないままガトリングジジィと一緒に落っこちた来栖の扱いの差は何なんですかね?。
これで退場だったら流石に怒りますよ…(;一_一)