旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

『ALDNOAH.ZERO -アルドノア・ゼロ-』 #23 「祈りの空 ―The Unvanquished―」

 
近年制作された他のオリジナルロボットアニメ同様、終盤で一気にとっ散らかっている『ALDNOAH.ZERO -アルドノア・ゼロ-』第23話。
置いてかれたイナホくんがようやくお目覚めですが、意向を尊重しているとは言え義眼に好き勝手される主人公とか前代未聞でしょう(汗)。
 
有能すぎる子ルーテオ卿は姫様を連れてランデブー。
つうか地球軍の暗殺部隊はハンガーにあれだけの部隊を展開していながら何故、停泊している脱出艇を先に破壊しなかったのか?。
この手の作戦なら退路を断つのは基本中の基本だろ?。
それで見す見す逃げられてるんだからアホとしか言いようがない。
 
姫様を連れ去られたスレイン卿は「月面基地は強固な要塞。ここを置いて他に安全な場所はない」と弁明するのですが、それ何の冗談ですか?。
子ルーテオ卿は冷静に返答してたけど、「姫様が殺される寸前だったのによく言えたもんだな」と全視聴者がツッコミ入れたに違いありません。
私はキャラクターを通り越して、この状況でこのセリフを吐かせた脚本に唖然としました。
最早ギャグですよ。
 
やたらとオーバーなリアクションで時間稼ぎをするスレイン卿。
裏でこっそり拿捕を指示したり真黒ですね。
地球への総攻撃を画策し「帰る場所を失うというのがどういう事か、知るといい」とか、イナホ個人への嫉妬心で言ってる臭いですが何から何まで自業自得じゃんww。
エデルリッゾはそんなスレインの事を擁護していましたが、ルルーシュみたいな崇高な目的があるとは到底思えんのだが…。
 
そんなガバガバな脚本に反し、デューカリオンへのカタフラクト着艦ギミックなどメカ描写は相変わらず格好良い。
もうずっと戦ってればいいんじゃね?。
 
最終決戦に向け、残された時間を過ごすデューカリオンのクルーたち。
どいつもこいつも死亡フラグを立てまくってますが、あれだけの戦力差がありながら地球側のモブ以外の死者ってオコジョしかいないんですよね。
毎週登場人物が死んでいく『Gレコ』とは大違いだ…。
 
義眼に負荷を掛けてる事がバレたイナホくんですが、ユキ姉との会話が良い感じ。
なんか『旧劇場版』のシンジくんとミサトさんの別れのシーンを思い出す。
にしても「それ死亡フラグだよ」ってメタ発言過ぎるだろ(笑)。
 
そして某ユニコーンガンダムみたく最終決戦に向けて全部載せしたフルアーマー練習機(爆)がお目見え。
追加パーツまでオレンジに塗るとか、この状況でよくそんな余裕があったな。
突っ走る旦那を心配し正妻・韻子ちゃんが詰め寄るも、カームくんに「俺らよりイナホの方が生存確率高い」的な事言われて大爆笑。
自覚あったんだねww。
 
久々に登場した瀕死のヴァース皇帝ですが、小川真司さんの訃報の後だと複雑な気分。
孫娘との会話が全然噛み合っていないのですが、これで国を統治してるとか嘘でしょ?。
だったらスレインがしたみたいに誰かがホログラムを使い裏で操ってた方が自然だったのでは?。
収録は間に合わなかったようでキャスト欄には小川さんに代わって菅生隆之さんの名前がクレジットされていました。
こんな所で役とリンクしなくてもいいのに…。
改めて合掌。

事態を収拾すべく、ドヤ顔で地球への総攻撃を宣言するスレイン卿の放送に割り込み王位継承と共に子ルーテオ卿との婚約を発表し地球との和平を提言する姫様。
冗談で「ネトラレ展開」とか言ったらホントにそうなってしまった(汗)。
しかし、ここまで戦いを先導してきた偽姫様と言い分が全く違うので、おいそれとは受け入れられないでしょうね。
多くの火星騎士たちは和平よりもスレインの言う殲滅戦を望んでいるでしょうし…。