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高野真之 『クロノスヘイズ ①』 (アクションコミックス・双葉社)

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かつて「電撃大王」で連載され未完のまま放置されていた『クロノスヘイズ』が「漫画アクション」で復活。
途中から再開するのではなく、改めて第1話から描き直すセルフリメイクとなっているのですが、いやはや本当に懐かしい。
 
行方不明となった父親の面影を追い海上に作られた学園に転校してきた主人公・鳴雪冬也が、「ジャケット」と呼ばれるパワードスーツに変身する少女・千佳と出会い、「新世代《シックス》」と呼ばれる正体不明の敵との戦いに巻き込まれていく学園バトルアクション。
 
敵味方ともに「可能性の世界《クロノスヘイズ》」を操る特殊な力を有しており"結果を改変する"事で戦闘を有利に進めていく設定が面白い。
父親の行方と千佳の関係、学園都市の目的、雪と共に現れた不思議な少女、そして「天霧」と「ギガンテス」の闘争。
謎が謎を呼ぶ展開にグイグイ引き込まれ、気付けばあっという間に読了していました
 
きちんとやればアニメ化も十分狙える作品だと思うのですが、如何せん作者が打ち切り常習犯の高野真之さんなのできちんと続けてくれるか心配。
電撃大王版の『クロノスヘイズ』もそうですが、連載誌を転々とした挙句商業誌展開を断念した『BLOOD ALONE』や、風呂敷を広げておきながら唐突に終了した『MOON EDGE』など、マトモに終わらせた作品がありませんからねぇ…(汗)。