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『ゴーストライダー2』(2011年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: GHOST RIDER: SPIRIT OF VENGEANCE
製作: 2011年 アメリ
時間: 95分
監督: ネヴェルダイン 、テイラー  
脚本: セス・ホフマン 、デヴィッド・S・ゴイヤー 
音楽: デヴィッド・サーディ 
出演: ニコラス・ケイジゴーストライダー(ジョニー・ブレイズ))
    イドリス・エルバ(モロー)
    ヴィオランテ・プラシド(ナディア)
    キアラン・ハインズメフィスト(ロアーク))
    クリストファー・ランバート(メソディウス)
    ジョニー・ホイットワース(ブラックアウト(キャリガン))
    ファーガス・リオーダン(ダニー)

あらすじ

父の病を治す引き換えに悪魔と契約を交わし復讐の精霊・ゴーストライダーとなったジョニー・ブレイズ(ニコラス・ケイジ)は人との関わりを避けひっそりと暮らしていた。
そんなジョニーを訪ねてやって来た僧侶のモロー(イドリス・エルバ)。
彼によると諸悪の根源である悪魔ロアーク(キアラン・ハインズ)が朽ち掛けた肉体に代わる器として、特殊な力を持った少年を狙っていると告げられる。
モローから少年を守り聖地まで送り届けて欲しいと依頼されたジョニーは、自身の内に潜むゴーストライダーを祓う事を条件に引き受けるのだが…。

予告映像

感想

俳優としての活躍よりもスキャンダルで話題に上る事が多い、すっかり落ち目なニコラス・ケイジ主演のアメコミヒーロー第二弾。
私生活同様イッちゃってる主人公を怪演しております。
 
監督は前作のマーク・スティーヴン・ジョンソンから『アドレナリン』『ゲーマー』のマーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラーにバトンタッチ。
一応3D映画として製作された作品だったりする。
 
この監督のカラーであるロックorメタル主体のBGMや下ネタはしっかり用意されているものの、これまでと違って原作ありきのタイトルなので全体としては抑え気味。
製作費がなかったのか、はたまたロードムービー的な構成故か、ロケーションが採掘場や遺跡、荒野の中を走る道路など低予算臭バリバリでとにかく地味な印象を受けます。
 
かと思えば出演者は名脇役のキーラン・ハインズに加え、プロメテウス号の船長や環太平洋防衛軍の司令官にと大忙しなイドリス・エルバ
更に『CSI:マイアミ』のカリー・デュケーンの元恋人で潜入捜査官を演じていたジョニー・ウィットワースなど見知った顔が多くてビックリ。
 
アクションに関してはスローモーションやCGを駆使しテンポよく展開するのですが、主人公の強さがチート的で、彼に悪魔の力を与えた悪魔やその手下が恐ろしいほど雑魚で歯応えなし。
物語のスケールも大きいんだか小さいんだか解らず、クライマックスまでイマイチ盛り上がらないまま終了。
 
ちょっとしたドラマの1エピソード程度のボリュームしかなく、良くても「テレビ映画」レベルの作品ですね。