旧いまここにあるもの

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2013年秋アニメ新番あれこれ(『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』・『蒼き鋼のアルペジオ』・『ガリレイドンナ』・『サムライフラメンコ』)

新番組もこれでほぼ出揃いましたが、みなさま如何でしょうか?。
 
今期は意外と続編物も多いのですが、原作ファンである『夜桜四重奏』を除けば私は『黒バス』一択って感じ。
中澤一登さんが手掛けたOPアニメーションがグランロデオの楽曲と相まって滅茶苦茶テンション上がるね。
 
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私の知る限りアニメ化したラノベ作品で最長タイトルと思われる『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』
脳内に響く声によって理不尽な二者択一を強いられ、拒むと強烈な頭痛に襲われる特異体質の主人公が繰り広げるラブコメ作品らしい。
 
取り敢えずOPアニメーションからして酷いですねぇ~。
Aパートが始まると同時に歴史上の偉人やら、現代の成功者やらをパロった二択の重要性を語る劇中番組が延々と流れるのですが、冗談抜きにそれが4分ほど続いてゲッソリ。
あまりの衝撃に途中で音声が再生されなくなる怪現象まで発生しました。
(HDDレコーダー再起動で回復)
 
主人公に提示される二択は、「ウ○コ味のカレー」と「カレー味のウ○コ」よろしく、基本的にどちらも嫌な結果しか浮かばないので早くも自暴自棄になっています。
そして「美少女が空から落ちてくる」or「近所のおばさんが空から落ちてくる」という選択肢から消去法で前者を選んだ結果、本当に謎の美少女が空から降って来て「さてどうなる?」ってところで1話目は終了。
 
これはかなりの珍作臭がしますねぇ…。
 
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制作会社サンジゲンが挑む前代未聞のキャラクター含め「ほぼCG」で描かれるテレビアニメーションシリーズ『蒼き鋼のアルペジオ』
プロモーション映像を観た時はさほど「CGっぽさ」を感じなかったのですが、通して観るとやはり違和感が強い。
 
物語は「霧の艦隊」と呼ばれる謎の存在によって人類が海から駆逐された近未来。
主人公と謎の少女が出会い、人類の存亡をかけた戦いに巻き込まれて行きます。
 
一見ハードSFのようですが「私に乗って」や「人体を入れたのは初めて」など狙っているとしか思えないセリフが飛び出すなど確りアピールしてきおる。
「霧の艦隊」のビジュアルは旧帝国海軍の戦艦を模った物となっており、それぞれの船に少女の姿をしたインターフェイスが存在するなど、巷で大ブレイク中の某オンラインゲームを彷彿とさせますが時系列で言えば『アルペジオ』の原作の方が先に始まっているので要注意。
 
戦闘シーンなど随所に『青の6号』・『戦闘妖精雪風』・『ストライクウィッチーズ』といった輝いていた頃のGONZO作品の雰囲気を感じ懐かしくなったのですが、やはりキャラクターは手描きでやって欲しかったというのが率直な感想。
画期的な手法だとは思いますが、原作ファンは果たしてこのような形での映像化を望んでいたのでしょうか?。
 
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『A KITE』『MEZZO』などで知られる梅津泰臣監督×『WORKING!!』『SAO』でキャラクターデザインを担当した足立慎吾さんがタッグを組んだノイタミナ久しぶりにオリジナルタイトル『ガリレイドンナ』
 
ガリレオ・ガリレイの子孫である三姉妹が繰り広げるアクションアドベンチャーとの事ですが、梅津作品でありながらキャラクターデザインに別スタッフを立てるなど、これまでと違ったアプローチになっているのが興味深い。
その一方で、生き物の様に広がる爆発やグーパンで穴が開く壁、変なオッサンやアヴァンギャルドな兄ちゃんにヘンテコ兵器などなど、随所に梅津カラーが残されていて「ニヤリ」とさせられる。
 
脚本が倉田英之さんとあって『R.O.D』テイストも含まれており、これはなかなか面白い作品になりそうです。
 
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攻勢をかけるノイタミナ枠が送るもう一本のオリジナルタイトルにして、正義の味方に憧れる残念なイケメンモデルと、正義を忘れたリアリストな警察官の姿を通し、「正義の在り方」を問う『サムライフラメンコ』。 
 
アニメというよりは実写的な作風で聊か地味な印象を受けるのですが、1話の終盤で不良に対して投げ掛ける言葉など早くも社会派な一面を感じさせます。
趣味でヒーローを目指す主人公の雄姿?が動画投稿サイトにUPされるなど日本版『キック・アス』を思わせる展開が散見しますが、そうした活動がやがて世界を変えて行くのでしょうか?。
 
ストーリー重視なので爆発的な面白さはありませんが、こういった作品は通して観てこそ真価が発揮されるので判断が難しいですね。
2クールらしいですし先は長いなぁ…。