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『ゾンビランド』(2009年) -★★★★☆-

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スタッフ&キャスト

原題: ZOMBIELAND
製作: 2009年 アメリ
時間: 87分
監督: ルーベン・フライシャー  
脚本: レット・リース 、ポール・ワーニック
音楽: デヴィッド・サーディ 
出演: ウディ・ハレルソンタラハシー
    ジェシー・アイゼンバーグ(コロンバス)
    アビゲイル・ブレスリンリトルロック
    エマ・ストーン(ウィチタ)
    アンバー・ハード(-)
    ビル・マーレイ(-)

あらすじ

謎の奇病によって人類の大半が人食いゾンビと化した世界。
引きこもり青年のコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ゾンビの世界で生き残るためのルールを作り、それを実践して生き延びてきた。
あてもない旅の途中、屈強な男タラハシーウディ・ハレルソン)、詐欺師のウィチタ(エマ・ストーン)とリトルロックアビゲイル・ブレスリン)の姉妹に出会い、ゾンビがいないと噂される地を目指し旅を続ける…。

予告映像

感想

以前より「面白い」と小耳にはさんでいた『ゾンビランド』が深夜にこっそり放送されたので録画して鑑賞。
本作は後に「Facebook」の創始者マーク・ザッカーバーグを演じた『ソーシャルネットワーク』で映画賞を総なめにしたジェシー・アイゼンバーグ主演の痛快ゾンビコメディである。
 
映画オタクな元引き籠りの主人公。
ゾンビ退治とトゥインキー(米国人のおやつ)命のタフガイ。
男を騙して生きてきた詐欺師の美人姉妹。
4人の生存者がひょんな事から出会い、死者で溢れ返った世界を共に旅します。
 
ゾンビ映画のお約束をネタにしたメタフィクション的内容、特に主人公が語る32のルールが最高に笑える。
セリフ回しや演出も洒落ていて、カメオ出演したビル・マーレイとの一件など爆笑必至。
体裁こそゾンビ映画だがショッキングシーンやゴア表現はあってもギャグとして処理されているので、そういうのが苦手な人も楽しめるのではないだろうか?。
(というか食わず嫌いするにはあまりに勿体ない)
 
基本はコメディだが主人公とヒロインのロマンスも申し分なく、身寄りがなく誰も信頼せずに生きてきた登場人物たちが徐々に打ち解けていく様など人間ドラマとしてもよく出来ている。
 
本編は87分と短めだが鑑賞後それ以上の充実感を得られる事請け合い。
絶望的な世界とは裏腹に笑顔で締め括られる前向きなラストも清々しかった