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『リーピング』(2007年) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE REAPING
製作: 2007年 アメリ
時間: 100分
監督: ティーヴン・ホプキンス 
脚本: ケイリー・W・ヘイズ 、チャド・ヘイズ
音楽: ジョン・フリッゼル 
出演: ヒラリー・スワンク(キャサリン・ウィンター)
    デヴィッド・モリッシー(ダグ)
    イドリス・エルバ(ベン)
    アナソフィア・ロブ(ローレン)
    ウィリアム・ラグズデール(シェリフ・ケイド)
    スティーヴン・レイ(コスティガン神父)
    ジョン・マコーネル(-)

あらすじ

“奇跡”と言われる現象の真相を科学的調査で暴く大学教授キャサリンヒラリー・スワンク)は、不可解な出来事が起こる小さな町ヘイブンへ赴く。
そこではひとりの子どもが死に、川の水が人の血に変わっていた。
人々は町外れに住む謎めいた少女ローレン(アナソフィア・ロブ)が「十の災い」になぞられた神の怒りをもたらしたと信じていたが、キャサリンは科学でこの事象を解明しようと奔走する…。

予告映像

感想

その昔「イナゴ少女現る!」という、ふざけた触れ込みでCMが流れていた映画『リーピング』が午後ローで放送されたので観る。
で、率直な感想としては新興宗教が作る映画と何ら変わらんキリスト教徒の内輪ネタ作品でございました。
 
過去のトラウマから信仰を捨て世の中にある全てのインチキ=奇跡を科学的に暴こうとする主人公が本物の奇跡を目の当たりにしてあっさりと改心して、最後は序盤の不気味な雰囲気を完全に打ち砕く超超超展開で開いた口が塞がりません。
 
「十の災い」という、そっち系の人にはポピュラーなのであろう災厄になぞらえたのは良いとして、クライマックスがあまりにも浮き過ぎていて面喰う。
どこの誰が発動したか辺りが暗くなり突然プチメテオ(追尾機能付き)が飛んで来て悪い奴等を皆殺しにしたと思ったら、別のモノも見事に命中していて主人公が「あぼーん」てなるのですが、この展開にはむしろこっちが「あぼーん」です。
 
米国ならいざ知らずこんな偏った作品を日本で劇場公開して本気でヒットすると思ったのかね?。
まぁ見込みがないと判断したからこそ配給会社は「イナゴ少女現る!」とか言って宣伝したのだろうが…。
ホントこれを面白いと思えるのはオカルト好きくらいじゃないか?。