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『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(2011年) -★★★☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS
製作: 2011年 アメリ
時間: 129分
脚本: マイケル・マローニー 、キーラン・マローニー
音楽: ハンス・ジマー 
出演: ロバート・ダウニー・Jrシャーロック・ホームズ
    ジュード・ロウジョン・ワトソン
    ノオミ・ラパス(シム)
    ジャレッド・ハリス(ジェームズ・モリアーティ教授)
    レイチェル・マクアダムスアイリーン・アドラー)
    スティーヴン・フライ(マイクロフト・ホームズ)
    エディ・マーサン(レストレード警部)
    ケリー・ライリー(メアリー)
    ジェラルディン・ジェームズ(-)
    ポール・アンダーソン(-)

あらすじ

謎の連続爆破事件によってフランスとドイツの関係が悪化し緊張が高まるヨーロッパ。
世間ではアナキストによる犯行だと騒がれる中、ホームズだけは別の見解をワトソンに示す。
それは世界中で起きている一見無関係なスキャンダルや変死事件が全てモリアーティ教授によって仕組まれた恐ろしい陰謀の一部だと言うのだ…。

予告映像

感想

良くも悪くも今までのイメージをぶち壊し大ヒットを記録したガイ・リッチー版『シャーロック・ホームズ』第二弾。
今回は原作ファンでなくても聞いた事くらいはあるであろう宿敵モリアーティ教授が登場し、ロバート・(アイアンマン)・ダウニー・Jr.の武闘派ホームズと戦いを繰り広げます。
 
お馴染みの未来視的なホームズ・ビジョンも健在で、ガイ・リッチーらしいスタイリッシュな映像には更に磨きが掛かっている。
特にハイスピードカメラを用いた中盤の森の中でのアクションシークエンスは『300』などのグラフィック・ノベルを彷彿とさせる斬新さがあった。
 
ホームズと同等の頭脳を持つモリアーティ教授との騙し騙されの駆け引きもなかなかスリリングで、クライマックスのホームズ・ビジョンVSモリアーティ・ビジョンの戦いも面白い。
まるで数手先を読み合うチェスの様に互いの力量を推し量り最良の一手を打ち出していく過程は地味であるが、これまたガイ・リッチー印のスタイリッシュ映像が相まって確りと見所足り得ている。
 
ライヘンバッハの滝でのエピソードを意識した決着シーン。
そして「THE END」に「?」を加えるラストシーンを含め129分バッチリ楽しめました。
(まぁヒロインが完全に空気だったのはアレですが…)
 
あらゆる面で前作からパワーアップし、より娯楽色が強まった印象。
引き換えに推理やミステリ要素は更に薄まってしまい完全にアクション活劇+ホームズとワトソンくんのバディムービーと化してしまいましたが、もともとそういった作風でしたので私は正当進化だと思います。
 
ホームズ(というかロバート・ダウニー・Jr.)の七変化も必見です!。