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機動戦士ガンダムUC インサイドアニメーションワークス1(一迅社)

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episode.6の公開予定までまだ半年以上ある『機動戦士ガンダムUC』のメイキングブック的な書籍「機動戦士ガンダムUC インサイドアニメーションワークス1」が評判良いので買ってみた。
 
この手の商品ってデカイ割に内容スカスカな事が多いのですがコレは違った!!。
設定画やピックアップされた名シーンの原画と共に総作画監督高橋久美子さん(キャラクター担当)と玄馬宣彦さん(メカ担当)のコメントが合わせて載っているのですが、各種造形面に関する裏話。キャラクターの感情を伝える微妙な表情の描き分けやモビルスーツの挙動に関する細かな拘り。どういった意図でこの構図になっているのかと言った話が聞けるので非常に読み応えがあります。
 
古橋監督の特選絵コンテ解説やインタビューからは1話60分という尺の中に原作を如何に落とし込んで行くか?、そしてどういった流れでドラマを描けば破綻せずクライマックスで盛り上げる事が出来るのか?、などなど作り手が並々ならぬ情熱を持ってこの作品に取り組んでいる事が伝わって来て感動します。
この書籍を手にepisode,1~4を観直せば新たな発見と共により深く『ガンダムUC』を楽しめる事請け合い!!。
 
『ガンダムUC』に嵌っている人であれば間違いなく「買い」な一冊であり、同時に超絶原画の数々や現場で使われているガンダムUC作画注意事項集」なるガイドラインまで掲載されているので絵描きやアニメーターを目指している人のバイブルとしても活躍しそうです。