炎天下の中、坂道を登っていると目の前を黒い物体が横切る。
最初はネズミかと思ったが、やたらとずんぐりむっくりしてやがって
「もしや…」
と思って近付いたらモグラでやんの。
カエルとか、タヌキとか、ヘビなんかは数回エンカウントしたけど、モグラは人生初。
こんな近くで見たのも初めてだったんで軽く感動。
やっぱり視力は弱いみたいで接近しても逃げない。
どうやらコンクリートに阻まれにっちもさっちも行かない様子。
このままでは暑さにやられるか車に轢かれそうなので手で捕まえようとしたんだけど、そしたら来た道をもの凄い勢いで逆走し、あっという間に土の中に消えた。
真昼間から冗談みたいなシチュエーションに出くわした自分自身に爆笑。
んで帰りに冷静になって現場検証。
右の土が剥き出しの土手から、左のマンション方向に向かって横断していた訳。
「どーしんこんな所に?」と思ったら、ちょっと前まで左側が畑だったんで彼等のエサ場だったと推察。
人間の所為で住み辛くなってんだなぁ…と無性に切ない気持ちになりました。