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『タイタンの戦い』(2010) -☆☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: CLASH OF THE TITANS
製作: 2010年 アメリ
時間: 106分
監督: ルイ・レテリエ  
脚本: トラヴィス・ビーチャム 、フィル・ヘイ 、マット・マンフレディ
音楽: ラミン・ジャヴァディ
出演: サム・ワーシントンペルセウス
    ジェマ・アータートン(イオ)
    マッツ・ミケルセン(ドラコ)
    アレクサ・ダヴァロスアンドロメダ
    ジェイソン・フレミング(カリボス/アクリシオス王)
    レイフ・ファインズ(ハデス)
    リーアム・ニーソン(ゼウス)
    ティン・ステイペルフェルト(-)
    ルーク・エヴァンス(-)
    イザベラ・ミコ(-)

あらすじ

神々が世に君臨していた時代。
王ゼウス(リーアム・ニーソン)の息子でありながら人間として育てられたペルセウスサム・ワーシントン)は世界滅亡の危機を前に冥界の王ハデス(レイフ・ファインズ)を倒すべく旅立つ…。

予告映像

感想

日曜洋画劇場で放送されたので鑑賞。
『トランスポーター』シリーズ『インクレディブル・ハルク』のルイ・レテリエが監督。『アバター』・『ターミネーター4』のサム・ワーシントン主演の3D映画でございます。
(まぁ放送されたのは当然ながら2D版だけどね)
 
個人的には内容云々の前にサム・ワーシントンリーアム・ニーソンの中の人がライダーとウェイバーくんで終始ニヤニヤが止まりませんでした。
ソフト版とは吹き替えキャストが違うみたいなんですが、大塚芳忠さん、てらそままさきさん、本田貴子さん、山路和弘さん、諏訪部順一さん、菅生隆之さん、藤原啓治さん、千葉繁さん、麦人さん、などなど端役に至るまで無茶苦茶豪華な面子を揃えていてこれだけで得した気分。
 
けど肝心の映画は、なんかもう色々酷いなと…。
簡単に言えば人間が「神なんてクソ喰らえ」ってケンカ売る映画なんだけど、物語が有り得ないくらいのスピードで進んで行くし、仲間が恐ろしく弱くて見せ場も無いままガスガス死んだと思ったら減った分を敵と手を組んで補填したりともう滅茶苦茶。
 
何時もと同じ坊主頭のサム・ワーシントン演じる主人公のベルセウスは意固地に「神の力は使わない」とか言ってその結果仲間全滅させたにも関わらずパーティーの紅一点が殺された途端その誓いを破るし、
聖闘士星矢』のコスプレをしたリーアム・ニーソン演じるゼウスに至っては人妻寝取って子供孕ませといて今になって父親面してのこのこ現れたりと親子揃ってこれっぽっちも共感出来ねえ。
 
戦って・進んで・戦って・ちょろっと修行して・強くなって・戦って、の繰り返しでドラマパートなんてあって無いようなもの。
終盤はハリウッドお得意の人命軽視のディザスター展開で開いた口が塞がらない。
何時フラグを立てたか解らない「えっこの人がヒロインだったの?」ってキャラクター"だけ"生き返らせてハッピーエンドとかホント失笑物。
終始騒がしいだけなもんで途中から真面目に観るのが馬鹿馬鹿しくなった。
アバター』や『トランスフォーマー3』と同じ古典的な3D(だけ)映画でした。