飽きっぽい私がなんとクリアしてしまいました。
据え置き機のRPGは三分の一くらい進んだ所で積むんだけど、やっぱ携帯機は何かしながら出来るのが凄く有り難い。
私は前作をプレイしてないので『セブンスドラゴン』というタイトルで遊ぶのはこれが初めてだったのですが、なんとも懐かしい匂いのする作品でした。
それは「時代錯誤」という意味ではなく、「古き良き」というニュアンスです。
世界の危機に立ち向かう主人公と、それを支える仲間達。
ライバルとなる勢力や、敵のドラゴンとの戦いなど、ド直球ストレートな物語が展開。
志半ばで倒れる仲間や、終末感に絶望する人々の心情など割とハードで、雰囲気的に『FFⅦ』を彷彿とさせます。
一部では批判されている２頭身キャラですが、私はむしろこういった表現の方が想像する余地があるので好きです。
『FF』にしても『テイルズ』にしても、バッチリ頭身の取れたキャラが喋って演技すると其処で終わっちゃうじゃないですか。
それが簡略化されたキャラクターだと自分で表情とかを補完出来て、より深く作品に入り込める気がするんですよ。
お陰でガトウやアオイが殺された時はマジで凹みました。
(アオイの弁当と置手紙を部屋で見付けた時は「(´;ω;`)ﾌﾞﾜｯ」てなった)
あと容姿・職種・声優さんを選んで作成する主人公エディットも固定されたイメージがない分、自分（プレーヤー)の分身としてすんなり入り込めるのが良い。
最近は『ペルソナ』シリーズくらいしか、こういう感覚味わえるRPGって無いんだよね。
お遊び要素で「ドリームキャスト」が出て来たり、いかがわしい部屋(笑)で仲良くなったキャラクターとイチャイチャ出来るんだけど、それがどう見ても「いたしてる」としか思えない表現だったりと、まぁ～楽しかったよ(笑)。
ただ全体的にボリューム不足で、２週目以降の特典などのやり込み要素が一切なかったのが残念。
一応全クリ後に裏ダンジョンとか出てくるけど、ホントおまけ程度なのよね。
表現やシステム面は変更しなくて良いから、個別ルートやマルチエンディングなんかを採用してくれればより良かったと思う。
けど、私は十分過ぎるほどに楽しかったよ。
う～ん誰か冬コミでネコとイチャイチャする薄い本出してくれんかね?。
あとOPテーマ↓のフルバージョンも発売して欲しい!!。
