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トロイ・ダフィー監督作品 『処刑人Ⅱ』 -★★★☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: THE BOONDOCK SAINTS II: ALL SAINTS DAY
製作: 2009年 アメリ
時間: 117分
監督: トロイ・ダフィー 
脚本: トロイ・ダフィー
音楽: ジェフ・ダナ   
出演: ショーン・パトリック・フラナリー(コナー・マクマナス)
    ノーマン・リーダス(マーフィー・マクマナス)
    クリフトン・コリンズ・Jr(ロミオ)
    ジュリー・ベンツ(ユーニス・ブルーム)
    ジャド・ネルソン(コンセイシオ・ヤカベッタ)
     ボブ・マーリー(グリーンリー刑事)
     ブライアン・マホーニー(ダフィー刑事)
     デヴィッド・フェリー(ドリー刑事)
     デヴィッド・デラ・ロッコロッコ
     ピーター・フォンダ(“ローマ人”)
     ビリー・コノリー(ノア・マクマナス)
     ウィレム・デフォー(ポール・スメッカー)

あらすじ

かつて街に蔓延る悪党を神の啓示に従い次々と裁いていったコナーとマーフィーのマクマナス兄弟。
2人が父ドゥーチェと共にイタリアン・マフィアのボスを裁判所で処刑し民衆にその存在を知らしめてから8年。
人里離れたアイルランドの片田舎で逃亡生活を送っていた彼等の下に、故郷のボストンで神父が殺されたという知らせが届く。
自分達の犯行を真似た手口から、これを挑戦状だと受け取った兄弟は父を残し犯人探しの為ボストンに舞い戻るのだが、其処には思いもよらない試練が待ち構えていた…。

予告映像

感想

2001年に公開されスマッシュヒットを飛ばした伝説のカルト映画『処刑人』。
その正当な続編がオリジナルスタッフ&キャストの手で満を持して帰って来ました!!。
 
本作は人気作にありがちな「なんちゃって続編」ではなく、オリジナルメンバーが誰1人欠ける事無く再結集した奇跡のパートⅡ。
これは映画ファンならば嬉し泣き出来るレベルです。
 
9年も月日が流れ出演者はすっかり老けてしまいましたが、ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダスは渋みを増して益々格好良くなってます!!。
ワイルドさがアップしてるのに兄弟でじゃれ合う姿には本気で萌え死にそうでしたよ(笑)。
 
監督がファンの為に作ったと言うだけあって、1作目を観ているとニヤリとさせられるシーンがふんだんに盛り込まれており、あんな人やこんな人まで再登場したりとサービス全開!!。
本作から加わった新キャラクターも濃いオリジナルメンバーの中で負けてしまわないか心配だったのですが、確りと持ち味を発揮しておりました!!。
 
製作費は大して変わらないそうなのですが、M92Fからデザートイーグルに持ち替えパワーアップしたアクションシーンや軽快な会話劇や兄弟の凸凹なチームワークなど全ての面で前作を超えており、特にお馬鹿なシーンと下ネタを大量投入した中盤部分は爆笑必至。
前作は割と真面目な作りだったのですが今回は良い意味で羽目を外しています、
ヒット作で例えるならマイケル・ベイの『バッド・ボーイズ』と『バッド・ボーイズ2 バッド』と非常に似たはっちゃけ方。
 
本作はかしこまって観るのではなくポップコーン片手に
「HAHAHAHA~」
と爆笑しながら観るのが正しい作法。
無論、ラストはビシッ!!と決めてくれてます。
 
先程も書きましたが『処刑人Ⅱ』は1作目を愛してくれたファンへの監督からの贈り物です。
同窓会の様な気分で楽しみましょう!!。