2010年正月アニメ新番(『はなまる幼稚園』・『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』・『聖痕のクェイサー』・『のだめカンタービレ フィナーレ』)

何気に先日UPした前半戦と今回で今期視聴アニメ作品は全部出揃ったっぽい。
後は月1放送の『刀語』を観る位かな?。

にしても改めて見るとやっぱり作品数減りましたね～。
U局系(私の場合tvk)で連綿と続いて来たアニメ枠が幾つか消滅した事は本当に驚きました。

『はなまる幼稚園』

『鋼の錬金術師(旧アニメ版)』『機動戦士ガンダム00』の水島精二監督と『新世紀エヴァンゲリオン』『天元突破グレンラガン』のGAINAXがタッグを組んだ本作は、上記の作品とは180度違う「ほのぼのコメディ作品」となっており水島監督&GAINAX共に一切バトルの無い作品をやるのは下手をしたらこれが初めてかもしれない。

放送された第1話を観た印象を一言で表せば女の子版『クレヨンしんちゃん』といった感じ。
表面的な描写は至極真っ当なのですが、間接的に観ると際どい設定がチラホラ。

だって娘(幼稚園児)が担当教員(学生時代の後輩)にした結婚宣言を本気で応援しちゃう母親(自身も学生時代に教師と結婚)の図式はストレートに描くよりも相当ヤバイ気がする(汗)。

その所為か観ていて非常に居た堪れない気持ちにさせられる作品でした(笑)。

『ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド』

言わずと知れた「シャフト×新房昭之監督」黄金タッグで贈る同名マンガのアニメ化。
ザックリ言えば内容はタイトル通りヴァンパイアが登場するホラーアクション物なのですが、1話は例によって全編実験的な演出で描かれます。

この辺りはシャフト×新房監督の本領発揮と言った感じで、原作者の環望氏まで劇中に登場させてしまう辺り(しかもご本人が演じている)実にらしい作りでした。

ちなみにエグイ描写の所為か一部画面に影が出ていましたが今日日グロ方面で規制とか『喰霊-零-』以来で変に感動しました(笑)。
けど相手は人間じゃないんだから別に隠さなくったって良い気が…。
こんなのに比べれば阿良々木くんが腸持って振り回された事の方がよっぽど問題だよ!!(爆)。

『聖痕のクェイサー』

嗚呼～出ました今期最大の問題作です。
設定からスタッフから普通にエロアニメじゃん(笑)。
なのにメインキャストは今をときめく売れっ子アイドル声優ばかり…本当に出演して良いのか?(汗)。

本編は『ハヤテのごとく!!』で言う所の「見せられないよ!」カットが多過ぎて、編集でシーン単位にバッサバッサと切られてて何が何だか全く解らん!!。
単純にアニメとして成立していなくてビックリですよ。
『セキレイ』『恋姫†無双』『聖剣の刀鍛冶』はちゃんとNGな場面には別に作画したカットを入れて放送出来る様にしてたと言うのに…。
コレを観ちゃうと影or光でグチャグチャだった『クイーンズブレイド』の地上波版が何倍もマシに思えてきます(苦笑)。

そして脚本が『舞-乙HiME』で女子のドッロドロした愛憎劇を描いた吉野弘幸氏だけあって、今回もヒロインがクラスでネチネチと苛められてます。
個人的には吉野氏の書くこういう昼ドラ展開は嫌いなんですよ(苦笑)。

『ロストユニバース』の「ヤシガニ問題」を彷彿とさせる本編と相まって、もう救いようが無い(爆)。

こんな作品なのにEDの原画スタッフの中にあの結城信輝さんが居てマジでビビりました。
観た感じそれっぽいクオリティのカットは無かったけど何処を担当したんだろう?。

こんな感じで物語云々の印象は残ってません。
勿論ちゃんとした本編(ディレクターズカット版)ならば評価は変わると思いますが、正直こんなお粗末な物を放送する姿勢が腹立たしかったです。

『のだめカンタービレ フィナーレ』

『ひだまりスケッチ』と同じく三期目なので今更言う事も無いな(苦笑)。
丁度、実写版の映画もヒットしてるこの時期にぶつけてくるとはフジは本当に貪欲ですね～。

オタとしては近年確り者or落ち着いたキャラクターを演じる事が多い川澄綾子さんが、のだめを演じていると言うだけで観る価値ありです!!(爆)。