言わずと知れたPCゲーム『月姫』『Fate/stay night』の生みの親"奈須きのこ"の大ヒット同名小説を原作にアニメ界の新鋭制作会社"ufotable"が全七部作で映画化。
そんな彼女に何かと世話を焼く探し物の達人こと"黒桐幹也"。
2人は魔術を使う"蒼崎橙子"が社長を務める事務所「伽藍の堂」に出入りしていた。
スタッフ&キャスト
製作 2007年 日本
時間 48分
監督 あおきえい
原作 奈須きのこ
脚本 平松正樹
音楽 梶浦由記
声の出演
坂本真綾(両儀式)
鈴村健一(黒桐幹也)
本田貴子(蒼崎橙子)
藤村歩(黒桐鮮花)
田中理恵(巫条霧絵)
時間 48分
監督 あおきえい
原作 奈須きのこ
脚本 平松正樹
音楽 梶浦由記
声の出演
坂本真綾(両儀式)
鈴村健一(黒桐幹也)
本田貴子(蒼崎橙子)
藤村歩(黒桐鮮花)
田中理恵(巫条霧絵)
あらすじ
万物の生の綻びを線として見る事の出来る"直死の魔眼"を持つ少女"両儀式"。そんな彼女に何かと世話を焼く探し物の達人こと"黒桐幹也"。
2人は魔術を使う"蒼崎橙子"が社長を務める事務所「伽藍の堂」に出入りしていた。
1998年の夏の終わり、放棄されたマンション群「巫条ビル」で少女達が不可解な自殺を遂げる事件が続発する。
何の前触れも無く遺書も残さずに死んだ少女達には何一つ繋がりが見つからない。
だが橙子は事件に独自の解釈をし関連性を示唆する。
興味を持った幹也は1人事件現場の赴くのだが帰って来た彼は意識を喪失していた。
幹也に少なからず好意を抱く式は、事件の元凶を絶つ為に単身「巫条ビル」へと向かうのだが…。
それでも独特の世界観に魅力的なキャラ、セリフ回し等にグイグイ引き込まれる。
何の前触れも無く遺書も残さずに死んだ少女達には何一つ繋がりが見つからない。
だが橙子は事件に独自の解釈をし関連性を示唆する。
興味を持った幹也は1人事件現場の赴くのだが帰って来た彼は意識を喪失していた。
幹也に少なからず好意を抱く式は、事件の元凶を絶つ為に単身「巫条ビル」へと向かうのだが…。
予告映像
感想
ストーリーは原作通り各章の時間軸が前後バラバラに構成されている為、やはり予備知識が無いまま観るには少し辛いと感じる。それでも独特の世界観に魅力的なキャラ、セリフ回し等にグイグイ引き込まれる。
前半で淡々と空虚に描かれる街並みや並べられたTVに移るニュース映像そして登場人物が語る場面が多く、この一連のシーンにはどこか押井作品的な雰囲気を感じた。
変わって後半での式VS霧絵のアクションシーンでは前半での鬱憤を晴らすがごとくスタッフがかなり頑張っており、
作画・光の表現・音楽とのシンクロ・カメラの回り込み等が素晴らしく。月明かりや水しぶきが幻想的で美しい。
そして萌え成分の少なかった本編のED直前に式の見せた"女の子"の仕草は反則的な可愛さでした。
変わって後半での式VS霧絵のアクションシーンでは前半での鬱憤を晴らすがごとくスタッフがかなり頑張っており、
作画・光の表現・音楽とのシンクロ・カメラの回り込み等が素晴らしく。月明かりや水しぶきが幻想的で美しい。
そして萌え成分の少なかった本編のED直前に式の見せた"女の子"の仕草は反則的な可愛さでした。
ED曲『oblivious』も本編後に改めて聴くと歌詞などが『俯瞰風景』の内容に深くリンクしていて感激し、関係無い曲が単なる抱き合わせでタイアップされる昨今、作品のテーマ曲とはこうあるべきだと実感。
本作は1時間に満たない本編時間や一章だけでは完結しない内容などを考えると映画と言うよりはOVAと割り切った方が良いのかも。
映画としての印象もA級ではなく上質なB級作品を観た時の様な後味を感じる。
一見さんお断りとまでは言わないが『空の境界』を知らない人は予備知識を着けてから観る事を強くオススメします。
映画としての印象もA級ではなく上質なB級作品を観た時の様な後味を感じる。
一見さんお断りとまでは言わないが『空の境界』を知らない人は予備知識を着けてから観る事を強くオススメします。
各章単体でも十分面白いと思うのだが、やはり全七章を観た時にこそ『空の境界』の真の面白さが解ると思うので、全章DVD化された時に一気に観るのが今から楽しみです。