旧いまここにあるもの

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『ソウ2』 ★★★☆☆

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スタッフ&キャスト

原題 SAW II
製作 2005年 アメリ
時間 100分
監督 ダーレン・リン・バウズマン
脚本 ダーレン・リン・バウズマン リー・ワネル
出演 ドニー・ウォールバーグ ショウニー・スミス トビン・ベル フランキー・G グレン・プラマー ディナ・メイヤー エマニュエル・ヴォージア ビヴァリー・ミッチェル エリック・ナドセン

あらすじ

ある日、刑事エリック(ドニー・ウォルバーグ)の顔見知りの情報屋が無残な死体となって発見される。
その体にはジグソウパズルのピースの痕が刻まれ、天井にはエリック宛てのメッセージが残されていた。
名指しで指名されたエリックは犯人の隠れ家を特定し踏み込むが、其処には世間を騒がせる連続殺人鬼ジグソウ(トビン・ベル)と共に複数のモニターが設置され、驚く事にそのモニターにはエリックの息子を含む監禁された男女8人の姿が映し出されていた。
混乱するエリックを余所に衝撃のゲームがスタートする…。

感想

今回も凝りに凝ったエグイ罠が多数登場。
こんなシロモノを思いつくスタッフの正気を疑いたくなります(笑)。

前作と比べて登場人物が多くゴチャゴチャした為スマートな印象は無くなりました。
何人かが密室に閉じ込められて、その中の1人がジャイアン的(笑)ともなれば『キューブ』みたいな展開になるのは最初から目に見えている(しかもこのジャイアンがどのトラップよりも厄介)。
てな訳で中盤の展開は意外とありきたりで新鮮味がないのだが、やはり見所はラスト10分の種明かしだろう(これはドンデン返しでは無いと思う)。
トンデモ系でも、死人が生き返るでも、思わぬ人が登場するでもない。
映画のセオリーと観客の思い込みを利用した"与えられている情報"の中で構築されたトリック。
これには思わず「なるほど~」と関心してしまった。
観賞後は前作でも味わった騙された事への快感が味わえる。

2までしか観てない自分が言うのもなんですが、エグイからと食わず嫌いする人もこのシリーズは映画としてとても凝った作りをしているのでオススメしたい。