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『カオス』 ★★★★☆

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スタッフ&キャスト

製作年・国 2005年 カナダ/イギリス/アメリ
本編時間 107分
監督 トニー・ジグリオ
脚本 トニー・ジグリオ
音楽 トレヴァー・ジョーンズ
出演 ジェイソン・ステイサムウェズリー・スナイプスライアン・フィリップジャスティン・ワデル 、ヘンリー・ツェーニー 、ニコラス・リー 、ジェシカ・スティーン 、ロブ・ラベル

あらすじ

シアトルの銀行を数人の武装した銀行強盗が襲撃し人質を取り立てこもる。
主犯のローレンツウェズリー・スナイプス)は交渉役に停職中の刑事コナーズ(ジェイソン・ステイサム)を指名する。
現場に戻され監視役の新米刑事デッカー(ライアン・フィリップ)と共に交渉を始めるコナーズ。
犯人が人質に危害を加える恐れが有ることからコナーズは突入命令を下す、だが次の瞬間銀行は爆破され、その混乱に乗じ犯人達も逃走してしまう。
しかし銀行からは一銭の金も盗まれていなかった、不信に思うコナーズとデッカーはわずかな手掛かりを元に捜査を開始するのだが…

感想

犯人が勝つ映画は数有れど、こんなパターンの作品は珍しいのではないだろうか?、ツボを的確に押さえた秀逸なクライムアクション映画。
今作品の時間の流れは回想シーンを除いて、すべて1日に起こった出来事を描いている。
『24』に比べ無理の無いストーリー展開やラストのドンデン返し、ある出来事が他の出来事を引き起こしやがて法則が見えて来る"カオス理論"を軸にした秀逸な脚本にグイグイ引き込まれる。
役者陣も、曲がり者の警官役のジェイスン、頭のキレる新米刑事役のライアン、久しぶりに犯罪者役のウィズリー、異色の顔合わせと各々の演技合戦が見物。(でも一番頑張ってたのはライアン)

後半は前半で散りばめられた複線の法則が見えて来る!!、点と点が繋がり最後に表れる事件の真相。
ラストシーンは主人公共々犯人にしてやられます、正義が「負けることもある」のだ。