旧いまここにあるもの

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『ゼーガペイン』 の感想

なんか久しぶりにメッセージ性の強い良質のロボットアニメを見た気がする。
生きること、選ぶこと、失うこと、進むこと、いろいろな"言葉"と"意味"が詰まっていた。
設定もオリジナリティがあり、SFでありつつ、生きている事とは?と言う根本的な問題にも取り組んでいる。
この作品、主人公達は現実には存在しない、コンピューターのデータとして生きている、しかし劇中には確りと痛みが描かれ、彼らは皆、必死に人として生きようとしていた。
そして最終回、今まで観て来たアニメの中でも上位に入る程の、清々しいラストシーン、
抜けるような青空と、美しい海、そして「早く生まれておいで、世界は光でいっぱいだよ」のセリフ、
本当感動したよ。

他の作品と比べるのも何だが、近年のロボットアニメ、特に『エヴァ』以降、解りにくく難解な作品が増え、それが良しとされる風潮があった。
しかし、この作品は脚本の難易度が程好く、子供でも解ると思うし、かと言って幼稚でもない、
こう言った作品を子供も鑑賞できる夕方に放送したのはエライ!!、
このような良質な物語は、幼い内から見て、自分で主人公達の気持ちを考えたりする事は、とても良い事だと思うし、絶対に自分自身の+になるはずだ。