旧いまここにあるもの

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ブレイキング・ニュース 鑑賞

『ブレイキング・ニュース』
監督 ジョニー・トー
出演 ケリー・チャン リッチー・レン ニック・チョン ラム・シュー ユウ・ヨン
あらすじ ある日、香港の街角でユアンリッチー・レン)率いる犯罪グループと張り込み中の刑事チョン(ニック・チョン)達との間で銃撃戦が起こる、激しい撃ち合いの末犯人達を取り逃がしてしまう、しかも居合わせた報道陣にこの失態を報道され警察は激しい批判を浴びる、組織犯罪課のレベッカケリー・チャン)は警察の信用を回復するため犯人逮捕の一部始終をマスコミに生中継させることを提案する。
かくして犯人が潜伏するマンションを警察と報道陣が取り囲み衝撃の生中継が始まる…
見所はなんと言っても冒頭のワンカット・長回しの約7分間の銃撃戦である、よくまあこんなめんどくさいシーンを撮るなーと感心しながら鑑賞していた、最近香港映画は『インファナル・アフェア』シリーズのキャストが出ている作品が多い中、有名俳優をあまり起用していないところにも好感が持てた。
意識してだとは思うがこの作品、初めから最後まで客観的な視点が多い、冒頭の銃撃戦も撃ち合っている人物とは少しズレたカメラアングルだし、劇中で登場人物の事もあまり語られない、感情移入がしずらいのだ、おそらく監督は観客も『視聴者』に仕立て上げたかったのでは無いだろうか、ラストシーンがとても意味深である…
B級映画やサスペンス映画が好きな人は91分と短めなので軽い気持ちで観て見てはいかがだろう?