旧いまここにあるもの

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2017年夏終了アニメあれこれ。

毎度の事ながら終わる番組と始まる番組が入り乱れて慌ただしい改変期。
取り敢えず今期終了分でチェックしていたのは、
の計16本。

失速したけど蛇足で観続けたタイトルとか途中で切った作品もあったけど、『有頂天家族』『進撃の巨人』『弱虫ペダル』の続編物は安定していたし、オリジナルタイトルの『ID-0』『正解するカド』『月がきれい』が平均点以上の出来で個人的に満足度高し。

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中でも『月がきれい』は青春物の王道を往く作りで、登場人物の心情を丁寧に汲み取った演出や、OPとEDの良曲具合に加え名曲揃いの挿入歌など、スタッフが真摯に作品と向き合ってる事が伝わって来て良かったです。
映像美という点では原案に比べキャラクターが牧歌的な感は否めませんが、流行り廃りを意識して媚びたデザインにしなかったのは結果として正解だったように思います。

川越の美しい街並みの中で展開する新海作品を彷彿とさせる初々しい恋愛模様も心地よく、最期は遠距離恋愛になって自然消滅してしまうのかとハラハラしましたが、エンディングのイラストで2人の幸せな未来が垣間見えて「ほっ」としました。

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原作物としてはプラモ発の『フレームアームズ・ガール』が「ガンダム ビルドファイターズ」と「メダロット」を合わせて「美少女日常系」をやった感じで面白かったです。
基本は登場人物がわいわい騒ぐだけでバトルもあるけどさほど深刻にはならず、轟雷の「苗字が欲しい」というプロポーズを含めお約束の百合要素を盛り込むなど、トレンドを押さえた抜け目ない作りだったように思う。

最終話Bパートの謎ダンスに関しては正直意味不明だったけど、島田フミカネ氏繋がりで設定も似てる『武装神姫』より私は好みでした。

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いわゆる「萌え」主体の作品であれば文句なしに『エロマンガ先生』で、ひなこのーと』は露骨過ぎて引いてしまいましたが、こちらはギャグとのバランスが絶妙で嫌味なく楽しめました。

エルフやムラマサ回などサブヒロインにスポットを当てたエピソードや、エロマンガ先生マジエロマンガ先生な最終回、一発ネタの為に司波達也(中村悠一さん)や、ホロ(小清水亜美さん)が出張してきたり、松岡禎丞くんがキリトをやったかと思えば、原作者繋がりで『俺妹』の面々がクロスオーバーするなど、最後まで賑やかで良かったなと…。

原作未完とあって関係性にこそ決着は付きませんでしたが、ゲームなんかと違ってルートを固定せざるを得ないので、ここで止めたのが結果として良かったかもしれませんね。
(『俺妹』はそれで終盤荒れましたし…)

でもまぁ今回は紗霧が義妹設定かつ、最初から正宗の心も決まっているようなので、このまま続けてもそこまで拗れないと思うので、影の薄かった高砂智恵の活躍を含め今後あるかもしれない二期に期待します。