旧いまここにあるもの

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広井王子さん原作の実写ドラマ『コードネームミラージュ』を観た。

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サクラ大戦シリーズ』や『魔神英雄伝ワタルシリーズ』で一時代を築いた広井王子さんが出掛けた『コードネームミラージュ』というテレビドラマがテレ東の深夜枠で始まったので録画鑑賞。


情報番組で流れていたモロ『ジョン・ウィック』なアクションが気になってチェックしたのですが、J・J・エイブラムス作品などでお馴染みのアナモルフィックレンズ風のフレアを多用するなどテレビドラマとしてはなかなか凝った映像に仕上がっている反面、ところどころ中二病を拗らせた実践的とは言い難い格好付けなアクション目に付いて癇に障る。

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その最たるものが仕留めそこない呻き声を上げた敵の頭を撃ち抜く場面。
テレビ画面を撮影したため粗くて申し訳ないが、この位置関係だとどう考えたって自分の手のひらも撃ち抜いており「こんなんNGだろ!!」と呆れてしまった。
そもそもこの直前に2発も撃ち込んで殺し切れていないとかその時点でプロ失格だし、だったら背後から忍び寄ってナイフで喉を裂いた方が確実だろ!!と思わずにはいられません。

ついでに言えば頭が良さそうには見えない馬鹿丸出しな女ハッカーの言動もいちいち腹立たしく、その安っぽいハッキング描写も相まって直視するのが辛かった。
フィクションにおける嘘やハッタリというのはギリギリのリアリティがあってこそなのに、この作品はその部分のバランスがよろしくない。

ちなみに物語は警察庁内に組織された特殊部隊が凶悪犯罪者たちを秘密裏に葬るバイクが登場しないワイルド7』でした。