二期になって様々な陣営と、その思惑が渦巻き、ドラマとしての魅力が増した『鉄血のオルフェンズ』。
前回から引き続き「夜明けの地平線団」討伐を主とした作戦が繰り広げられるのですが、
「適当に白い奴でも撃っててください。邪魔です」→「援護してやってるんだぞ!!」
とか
「どうして当たらん!!」→「避けた方が当たりそうだな」
とか
「すまない抜かれた」→「別に期待してないよ」
などなど、小気味よく簡潔なやり取りが妙に笑える。
グイグイ行くジュリエッタと、その尻に敷かれるイオクの迷コンビもさることながら、マクギリスの腰巾着かに思われた石動が予想に反し有能な人物だったのが意外でした。
何やかんやでボスの身柄を押さえ手柄をものにする鉄華団。
そして先の襲撃の手引きをした連中の粛清に動くのですが、静かに威嚇するオルガの立ち振る舞いや、躊躇なく射殺する三日月の舎弟っぷりが、完全に任侠映画のそれで笑いました。
野心を持つ者同士が手を組み上を目指すビジネスライクな展開はこれまでのガンダムシリーズになかった要素なので、今後の展開が楽しみです。