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『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』(2013年) -★☆☆☆☆-

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スタッフ&キャスト

製作: 2013年 日本
時間: 119分
原作: 東直己
監督: 橋本一
音楽: 池瀬広
出演:
大泉洋(探偵)
    松田龍平(高田)
    尾野真千子(河島弓子)
    田口トモロヲ(松尾)
    波岡一喜(佐山)
    篠井英介(フローラ)
    ゴリ(マサコちゃん)
    矢島健一(野球男)
    近藤公園(学生)
    筒井真理子(新堂艶子)
    松重豊(相田)
    渡部篤郎(橡脇孝一郎)

あらすじ

札幌に暮らす探偵(大泉洋)が行きつけのショーパブの従業員でオカマのマサコちゃん(ゴリ)がある日、何者かの手によって殺害される。
犯人が捕まらないまま数ヶ月が過ぎた頃、「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」という噂とともに謎の女(尾野真千子)から事件究明の依頼が舞い込む。
個人的にも交流があったマサコちゃんの無念を晴らすべく、探偵と相棒の高田(松田龍平)は事件の真相を探り始めるのだが…

予告映像  

感想

日曜洋画劇場』で邦画を流すのも抵抗が無くなってきた今日この頃。
一作目の『探偵はBARにいる』の続編『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』を観る。
例によってノーカット放送ではないようなので所々抜けているシーンがあるのだろうが、それを差し引いても微妙な作品である。
 
というかこれバイオハザードシリーズ」のミラ・ジョヴォヴィッチや、「ミッションインポッシブル」のトム・クルーズよろしく、北海道の星(自称)こと大泉洋氏のプロモーション映画ですよね?。
やたらと長いモノローグから始まるのですが、女とよろしくやってたけど捨てられてやる事なくなったから犯人探しを始めるって「どんだけ薄情なんだよ!!」と思わずにはいられない。
 
予告を含め『相棒』ばりに「政界の闇」とか言って大風呂敷広げて盛り上げておいて落ちがアレというのも正直どうかと…。
原発を掲げる両刀使いの政治家とか、プロ市民すぎる支援者団体とか、3.11以降の日本の空気感みたいのを風刺しているようでいて、その実あんまり重要じゃなかったりして「なんだよ」って感じ。
真犯人も最後に言いたいだけ言って「ドーン!!」するもんで失笑。
 
そもそも「どうでしょうファン」としては真顔で演技をしている大泉くんに藤村Dの横槍が入らない時点ですでに物足りなさを感じてしまう。
松田龍平くん演じるやたらと強い相棒がもっと絡んでくれればそういった気持ちも紛れるのだが、妙に余所余所しくてまほろ駅前~』の英太くんとのコンビみたくはならない。
 
変にスケールを大きくしようとして大きくならずに萎んで行くようなそんな感じの物語で、世間の評判はそこそこ良いみたいですが個人的には微妙でした。
2時間ドラマといい勝負だと思います…(;一_一)