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『JOKER ジョーカー許されざる捜査官』最終回を観た。

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近年「理不尽な犯罪に対して法は無力だ」という風潮から犯罪者を私的に裁く作品が次々に生み出され人気を博しています。
この『JOKER ジョーカー許されざる捜査官』もそんな作品の1つ。
 
時代劇以外のTVドラマでもこういった作品が作られるのは時間の問題だと思っていましたが、刑事を主人公にするという思い切った設定に私は驚かされました。
というのも、通常この手の作品では倫理的な問題から警察官は理不尽だと解っていても「犯罪者は法の下で裁くべきだ!!」という正論を語る立場として登場する事が非常に多いからです。
にも関わらず本作は刑事が法の限界を痛感し副業的に裁きを下す側として描かれています。
しかも先程放送された最終回ではそんな主人公が逮捕されず仕事を続けるという結末になっており更に驚かされました。
 
恐らく保守的な視聴者が抗議していたと思いますが、私としてはこういった刺激的な物語をゴールデンタイムにやってくれたスタッフに拍手を送りたい。
ストーリーにイマイチ捻りがなくて黒幕も「やっぱね」って感じでしたが、
人畜無害そうな堺雅人さんが黒装束に身を包み、あの素敵な声で「お前に明日は来ない」と言う決め台詞を言うシーンだけで観る価値のあるドラマでした(笑)。
 
なんか最終回とか言っといて翌週に後日談などが描かれた「特別編」を放送するらしいんで其方もチェックしようと思います。