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『300 <スリーハンドレッド> 』 ★★★☆☆

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原題 300
製作 2007年 アメリ
時間 117分
原作 フランク・ミラー 、リン・ヴァーリー
監督 ザック・スナイダー
脚本 ザック・スナイダー 、マイケル・B・ゴードン 、カート・ジョンスタッド
音楽 タイラー・ベイツ
出演 ジェラルド・バトラー(レオニダス)
  レナ・ヘディ(王妃ゴルゴ)
  デヴィッド・ウェンハム(ディリオス)
  ドミニク・ウェスト(セロン)
  マイケル・ファスベンダー(ステリオス
  ヴィンセント・リーガン(隊長)
  トム・ウィズダム(アスティノス)
  アンドリュー・プレヴィン(ダクソス)
  アンドリュー・ティアナン(エフィアルテス)
   ロドリゴ・サントロ(クセルクセス)
  マリー=ジュリー・リヴェス(-)
  スティーヴン・マクハティ(-)
  タイロン・ベンスキン(-)
  ピーター・メンサー(-)

あらすじ

紀元前480年、スパルタ王レオニダスの下にペルシアからの使者が訪れ大王クセルクセスへの服従の証を立てるよう迫られる。
だがレオニダスはそれを拒み、ペルシアの使者を葬り去り、わずか300人の精鋭たちとともに100万のペルシア軍を迎え撃つべく出陣する…。

感想

遅ればれながら『300』観ました。
見た目通りパンツ一丁にマントを羽織った筋肉ムキムキのオッサン達が頑張る映画でした(笑)。

この映画はっきり言ってあらすじ以上の事は起こりません。
展開も何も終始戦いっぱなしです。
しかも戦闘は史実故に倒して退き倒しては退く現実的な戦法となっていて、某無双ゲーム的なバッサバッサと敵を蹴散らすシーンはなく地味…。

しかしその辺りの地味さを補って余りある鮮烈なビジュアルは必見!!。
某映画監督の「すべての映画はアニメになる」という言葉を体現した様な映像は、実写を越えアニメーションの領域に足を踏み入れたいた様に感じる。
全ての映像に加工を施し実写でありながらイラストの様に仕上げた質感。
多様な速度のスローモーションを用いたアニメ的なアクションの数々。
風に靡くマント。飛び散る鮮血。全てのシーンが絵画の様な美しさを醸し出していました。

ただこれ等の斬新な映像に比べて展開はアレなので、良くも悪くもビジュアル"だけ"で魅せる映画だと思います。
この映画スパルタ人の見た目だけで拒否反応示す人多そうですが、観ているとあんまし気にならなかったです(笑)。


この『300』を始め『Avalon』『CASSHERN』『スカイキャプテン』『シン・シティ』等の作品は最早「実写」という区分になる事に私は違和感を感じてしまい、そろそろこういった映画に何かしら新しい形容詞が欲しいな~と思いました。