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『ハンニバル・ライジング』 ★★★☆☆

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スタッフ&キャスト

原題 HANNIBAL RISING
製作 2007年 アメリカ/イギリス/フランス
時間 121分
監督 ピーター・ウェーバー
原作 トマス・ハリス
脚本 トマス・ハリス
音楽 アイラン・エシュケリ 、梅林茂
出演 ギャスパー・ウリエルコン・リーリス・エヴァンス 、ケヴィン・マクキッド 、スティーヴン・ウォーターズ 、リチャード・ブレイク 、ドミニク・ウェスト 、チャールズ・マックイグノン 、アーロン・トーマス 、ヘレナ・リア・タコヴシュカ 、イヴァン・マレヴィッチ 、ゴラン・コスティッチ 、インゲボルガ・ダクネイト

あらすじ

1944年リトアニアの名門貴族に生まれたハンニバル、家族と共に平穏な生活を送っていたが戦線の拡大により、一家共々城を追い出され小さな山小屋で生活を始める事になる。
貧相だが決して寂しく無い充実した日々、だが両親が戦闘に巻き込まれ亡くなり、妹を逃亡兵達に殺されてしまう…。
そして数年後、成長したハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は、あの日妹を殺した兵士達へ復讐の念を抱きつつ生きていた…。

感想

世界で最も有名な映画キャラクターの1人"ハンニバル・レクター"。
彼の誕生秘話である今作だが、正直自分は「美形シリアル・キラーの痛快復習劇」って感じでした(笑)。
殺し方も然程えげつなくないし、基本的には対象者以外殺していない、戦争で人生を狂わされた妹想いの美しき復讐者って感じ?。

若かりし頃のハンニバル・レクターを演じた新鋭ギャスパー・ウリエル
中にはホプキンスじゃないレクターは認めないと言う人も居るらしいが、自分的にはギャスパーは頑張っていたと思うし、あの妖艶な魅力にはやられましたよ。
特に森で絞め殺す場面の、返り血をカメラ目線でベロ~と舐めるシーンは鳥肌モノです、腐女子受けしそう(笑)。
でもどう成長すれば、あのホプキンス・レクターに成るのかは疑問ですね(笑)。

あと日本人レディ・ムラサキをコン・リーが演じていましたが、それほど違和感は無かった。
欲を言うと『ラスト・サムライ』にも出演して海外での知名度も高いであろう"小雪さん"とかをキャスティングして欲しかった、彼女のあの儚げな感じならもっと合っていたと思うのだが…。
劇中の日本観も然程悪くは無かったと思う、けどあの時代に外国へ鎧一式持って行ってるのは、あまりにも日本に固執し過ぎでは?。

ハンニバル』のラストでレクターが日本行きの旅客機に乗っているとの噂もありますが、今作で描かれた日本文化に感銘を受けたのであれば、今現在の日本に来る事はお勧め出来ませんな~(笑)。