旧いまここにあるもの

Yahoo!ブログ時代のアーカイブ。記事内のリンクが上手く機能しなかったり、タイトルが文字化けしたり、画像のアスペクト比が可笑しいのはダメダメな移行機能の所為。新ブログはこちら→https://imakokoniarumono.hatenablog.com/

キング・コング 2005年版 鑑賞

キング・コング
監督 ピーター・ジャクソン
出演 ナオミ・ワッツ ジャック・ブラック エイドリアン・ブロディ トーマス・クレッチマン コリン・ハンクス
あらすじ 映画監督のカール(ジャック・ブラック)は冒険映画を撮ろうとするが、映画会社からの許可が下りない、あせったカールは自分の判断で撮影地スカルアイランドに女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)脚本家のジャック(エイドリアン・ブロディ)など役者・スタッフとともに旅立ってしまう…
感想はなんかCGアニメーションの作品を見ているのか?と思うぐらいに役者以外は、ほとんどCG、もう最新技術のオンパレードで役者の存在が霞んでしまう。
アクションシーンもスピード感・迫力などは有ったと思うが、有り得ないカメラワークの連続に最後まで実写映画を見ている気にはなれなかった。
平成ガメラシリーズのような人間視点のカルラアングルが少なくキングコングの巨大感が出ていないのは致命的だと思う、引きのアングルだとCGのコングの出来が良すぎ普通のゴリラが人形持って暴れているようにしか見えない。
それと劇中思いのほか人が死ぬ(脇役だが)、コングはプチプチ潰すし、巨大昆虫が出て来るシーンの巨大ミミズなんて『ザ・グリード』の奴みたいに人を丸呑みにする、
だがメインの登場人物はどんなことがあっても死なない、コングと恐竜の格闘シーンでも普通あれだけ振り回されたら死なないにしても、失神くらいするだろ、などと思ってしまいもう途中から可笑しくなってきてしまった。
すべての元凶である カールがあれだけの事をして、最後まで生き残ったのが自分としては頂けなかった。
良くも悪くもCGに頼りきった作品、感心はするが感動はしなかった。

余談だが主人公ジャックを演じたエイドリアン・ブロディはアニメ版『戦闘妖精雪風』の深井零にソックリだと思ったのは自分だけだろうか?