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『デッドプール2』(2018年) -★★★☆☆-

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スタッフ&キャスト

原題: Deadpool 2
時間: 120分
製作: 2018年 アメリ
脚本 レット・リース ポール・ワーニック ライアン・レイノルズ
出演 ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィルソン/デッドプールジャガーノート
    ジョシュ・ブローリン(ケーブル)
    ザジー・ビーツ(ドミノ)
    モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ)
    ジュリアン・デニソン(ラッセル/ファイヤーフィスト)
    レスリー・アガムズ(ブラインド・アル)
    T・J・ミラー(ウィーゼル)
    ブリアナ・ヒルデブランド(ネガソニックティーンエイジ・ウォーヘッド)
    カラン・ソーニ(ドーピンダー)
    ジャック・ケシー(ブラック・トム)
    忽那汐里(ユキオ)
    ステファン・カピチッチ(コロッサス)
    エディ・マーサン(理事長)

あらすじ

最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。
ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……

予告映像

感想

親会社がディズニーに買収されても、撮影中にスタントの女性が亡くなっても、T・J・ミラーが嘘の通報で警察に逮捕されても、相も変わらず軽口とジョークとメタトークとエロとグロを忘れないクソ無責任ヒーロー第2弾。

前作が始まりの物語でどうしても説明チックな部分があったのに対し、今回は世界観とキャラクターが周知されているので「爆発オチなんてサイテー」なアバンから007チックなオープニングまで初っ端からトップスピードで攻める攻める。
未来で大悪党になる子供を機械化ソルジャーが殺しに来るってそれどこの『ターミネーター』or『ルーパー』?と思いつつ、意外なほど深いテーマが内包され最後はちょっぴり感動する(かもしれない)「ファミリームービー」になっているというのはデッドプール談。

アクションも監督がデヴィッド・リーチになった事でキレが増し増しパワーアップ。
(血と肉片の量もパワーアップしているので苦手な人はご注意を)

同じ世界観なのでX-MENのメンバーがカメオ出演するのはお約束だが、マット・デイモンブラッド・ピット
はては『エクスペンダブルズ』のテリー・クルーズや『アトミック・ブロンド』繋がりでエディ・マーサンビル・スカルスガルドまで出る辺り堤幸彦作品的なノリを感じずにはいられない。

原作の人気キャラであるケーブルは中の人がジョシュ・ブローリンだからって終始「サノス」呼びで笑えるし、大抜擢のジー・ビーツ演じる豪運のとってもラッキー(ウー)マンことドミノはめちゃくちゃキュートで一発でファンになってしまった。
例によって「重要な役どころ」という日本向けのアナウンスに反し忽那汐里ちゃんはちょい役だったけど扱いは悪くないので今後のシリーズでの活躍に期待したい。

真面目に考えると、そもそも一連のタイムトラベルの整合性が取れてないんだけど、そんなのはエンディングの過去修正(物理)を見れば全部帳消し。
これはそういう物語であり、考えたら負けなのです。
そしてセリフ廻しの妙など英語が分からない人は背伸びしないで素直に日本語吹き替えで見ましょう。
配役も秀逸だしその方が絶対面白いですよ。